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線路の横断は確かに良くないが

 和歌山線の無人駅で、改札口を通らずに駅から線路を通って外へ出入りする人が多いようです。JRや運転士は線路に乗客が入ることは危険なことなので、線路に入らないように呼びかけています。

 もちろん、線路を乗客が通るのは法律違反でもあります。しかし、そのようになった原因は何でしょうか? 和歌山線は国鉄末期の約20年ほど前から合理化が進み、駅員の配置されない駅が多くなりました。そこで、安全対策のために上下線のホームの間を跨線橋でつなぐことになりました。しかし、乗客の立場から言えばわざわざ反対側のホームに行くのに階段を上り下りするのは面倒なことです。和歌山線は特急がなく、普通電車のみが1時間に1、2本ぐらいしか運転されない路線です。ですから、構内踏み切りで対応したほうがよかったでしょう。バリアフリーの観点からもすぐれています。エレベーターやエスカレーターをつけることばかりがバリアフリーではないのです。

 改札口を通らないので、キセル乗車の問題もありますが、朝夕のラッシュ時も含めてワンマン運転ですので、運転士の横でちゃんと運賃を払えば別に問題はありません。ローカル線の運賃は安いので、駅員を置くほうがコストの増大につながるのです。本来なら、人口が増えている地域なので、列車の本数を増やしたいところですが、今のままでは収益につながらず苦しいです。富山港線のように分社化したほうがサービスの観点からは良いでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040826-00000264-mailo-l30)

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