喫煙車の隣も「喫煙車」
国鉄(JR)の場合、かつては通勤電車を除いては、新幹線から鈍行列車まで喫煙が可能でした。しかし、最近は禁煙車が増え、大雑把に言って、新幹線や特急の2/3が禁煙車になりました。タバコを吸わない私にとってはうれしい限りです。
しかし、最近の研究によると、喫煙車の隣の禁煙車も、タバコの煙の害を受けていることがわかりました。東大院医学系研究科の中田研究生などが発表したもので、これによると、喫煙車がほぼ満席の場合、喫煙車の平均の粉塵の濃度は1立方メートルあたり0.79ミリグラムで、法定基準値(0.15ミリグラム)の約5倍となりました。喫煙車の隣の禁煙車も平均で0.18ミリグラム、最大では0.42ミリグラムと基準を大きく上回っています。禁煙車にはさまれた車両の粉塵の濃度は基準を大幅に下回るものでした。
全面的に禁煙になればそれはそれでいいのですが、タバコを吸う人も多くいますので、それは難しいです。ただ、その場合でも喫煙車をJR九州のように端の1両にしたり、喫煙コーナーのみにする対策は立てても良いでしょう。
(参考:中日新聞11月13日夕刊E版)
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