やはり子供の学力は低下
OECDが世界の15歳の子供を対象にしたテスト(2003年に41か国・地域で実施)を行った結果、日本の子供の学力が前回調査(2000年)に比べて低下していることが判明しました。前回8位だった読解力は、記述問題に弱く、14位。前回1位の数学的応用力は6位、前回2位の科学的応用力は2位です。この2科目については、1位の国との差は小さいようです。今回始めて試験を行った問題解決能力は4位でした。
また、今回のテストで問題なのは、成績が良い子供と悪い子供の格差が大きいことです。しかも、成績が悪い子供は前回に比べて増えています。勉強する子供はちゃんとしますが、しない子供は全くしない、ということが読み取れます。勉強する目的を失った子供は、ますます勉強しなくなっているのでしょう。
文部科学相は子供の学力が低下したと認識しているようですが、科学的応用力の成績がよかったことから、文部科学省の中にはまだ安心している向きもあります。早急に対策を立てないといけません。資源小国の日本は、人材だけが命なのですから。
(参考:中日新聞12月7日夕刊E版)
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