守らなければいけないものは?
漆間警察庁長官は、6日の記者会見で、性犯罪の前歴がある人の現住所を把握するシステムを開発する必要があるとの考えを示しました。また、その情報を公開することも検討する考えであることを明らかにしました。
これは、すでに刑期を終え、社会に復帰している前歴者のプライバシーを公開することにもつながります。しかし、昨年奈良で起きた女児誘拐事件でも見られるように、この類の事件は再犯の可能性が高いのです。加害者と被害者、どちらの人権をより尊重しなければならないかといえば、被害者のほうです。
そのことから考えると、前歴者のプライバシーが若干制限されることがあってもやむをえないでしょう。
(参考:中日新聞1月7日朝刊 12版)
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Comments
6月から子供に対する性犯罪者の所在を確認する制度が始まったのですが、11月までに出所した83人のうち、すでに9人が所在不明となっています。
この所在に関する情報は、法務省からもらうのですが、犯罪者本人からの申告義務がないので、いったん所在不明になってしまったら、もうどうしようもないのです。
GPSで追跡するか、本人に申告義務を課し、違反者には罰則を設ける必要もあるのではないでしょうか?
(参考:中日新聞12月15日夕刊 E版)
Posted by: たべちゃん | 2005.12.16 12:04 AM