愛知県交通事故死ワースト1
今年6月までの愛知県内の交通事故の死者は156人、昨年の同じ時期より11人減りましたが、不名誉なことに全国の都道府県で一番悪い数字でした。
もともと愛知県は交通事故の死者が多い都道府県です。2001年から2004年の4年間、そのうち3回がワースト2で、残りの1回がワースト3です。このような毎年死者が多いのはなぜでしょうか?
ほかの都道府県の状況を見ると、答えが見えてきます。2001年から2004年の4年間、毎年、交通事故の死者数ワースト5に入っているのは、北海道・埼玉県・千葉県。面積が広くて、飛ばしやすい北海道を除けば、大都市近郊の県。鉄道などの公共交通機関はそこそこ恵まれているのですが、交通事故の死者は多いのです。
そうなると、解決策はやはり、「公共交通機関の充実」になります。大人になると免許を持ち、車社会になっている現状において、鉄道などの公共交通機関を使ってもらうには、税金を投入してでも、鉄道が便利にならなければいけません。「車に乗るな」と強制しても、何もならないのです。
先ほどの福知山線の事故のように、鉄道に乗っていて亡くなる人もいます。しかし、その確率は車に乗っているときに比べて、はるかに低いのです。福知山線の事故が毎年起きたとしても、その確率は1/10をはるかに下回るのです。
(参考:中日新聞7月3日朝刊 12版)
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