つくばエクスプレスに乗ってきました(3)
つくばエクスプレスはもともとJR東日本も出資する予定であったが、結局出資しなかった。逆に、つくばエクスプレスの開業によって客を取られることを危惧して、7月にダイヤ改正を行った。その目玉が新型電車E531系の導入と特別快速の設定である。E531系はE231系の交直流版と言ってもいい車両だが、時速130キロが出るようになっている。日中、1時間に1本運転される特別快速にはE531系が使われるので、それを狙って乗ることにした。
特別快速は、取手までは日暮里・松戸・柏しか停まらない(取手以遠は各停)ので、速く感じる。もっとも、国鉄時代(78年10月)の中電(現在の取手以遠に行く快速電車)は日暮里・松戸・我孫子しか停まらなかった(一部列車のみ北千住と柏に停車)。
駅数が少ないためか、55分で土浦に到着。ただ、5分ほどで、18分遅れで上野を発車した特急が入ってきたところを見ると、スピードはむちゃくちゃ速い、というわけでもない。土浦からは数少ないE501系の快速に乗る。ロングシートでトイレがないため、土浦以南に限定運用されている。
このまま上野に戻るのも面白くないため、取手で関東鉄道に乗り換える。大都市近郊では珍しい非電化の私鉄である。2両運転とはいえ、日中でも15分間隔で運転されるなど、乗客が多いので、普通なら電化したいところだが、近く(茨城県八郷町、石岡の近く)に柿岡地磁気観測所があるため、直流電化ができないのだ。常磐線やつくばエクスプレスに交流区間があるのも、同じ理由である。
関東鉄道の気動車はワンマンカーだが、水海道あたりまでは駅員が各駅にいるのだろうか、運転席後ろに料金箱はない。線路の上には架線がなく、しかも複線なので、開放感が感じられる。ふと「かぶりつき」をしたくなる。
つくばエクスプレスとの乗換駅である守谷で降りた。つくばエクスプレス開業に合わせて駅前が整備され、綺麗になっている。もともと関東鉄道の守谷駅は昔からあったのだが、新しくできた駅のような感じがする。駅前の広場では、開業記念のイベントをやっていた。そのイベント帰りの人なのだろうか、つくばエクスプレスの区間快速はとても混んでいた。
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 早春の平日にJR東日本1日乗り放題1万円(2023.12.06)
- ひたちなか海浜鉄道は2段階で延伸か?(2023.12.05)
「JR東日本」カテゴリの記事
- 早春の平日にJR東日本1日乗り放題1万円(2023.12.06)
- 「亀山オータムフェスティバル」で久留里線延長運転(2023.12.01)
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(4)(2023.11.30)
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(3)(2023.11.29)
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(2)(2023.11.28)
「関東・甲信越私鉄」カテゴリの記事
- 早春の平日にJR東日本1日乗り放題1万円(2023.12.06)
- ひたちなか海浜鉄道は2段階で延伸か?(2023.12.05)
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(4)(2023.11.30)
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(3)(2023.11.29)
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(2)(2023.11.28)
「首都圏私鉄」カテゴリの記事
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(1)(2023.11.27)
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(0)(2023.11.26)
- 京成、新京成を合併へ(2023.11.01)
- 流鉄、7月1日に減便していた(2023.09.03)
Comments