アメリカ産牛肉再開へ
内閣府食品安全委員会のプリオン専門調査委員会は、アメリカ産牛肉についてBSEの危険性は非常に低いという答申を今月中にも出す予定です。これにより、アメリカ産牛肉の輸入再開は年内に行われる見通しです。
ある意味、輸入再開を求めるアメリカの要望を受けて、答えが先に決まっていたものかもしれません。
牛丼ショップなどアメリカ産牛肉の輸入再開を熱望しているところもありますが、スーパーでは売れないでしょうね。もし、スーパーで主婦にアメリカ産牛肉を買ってもらいたいなら、たとえ非科学的でも全頭検査をしないといけないでしょう。国産などほかの牛肉は、「安全」を売りにするでしょうから。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/00/kei/20051005/mng_____kei_____000.shtml)
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Comments
こんばんは。TBさせていただきました。
私たちが食べている食品の多くが輸入に頼っている現在、外国産の食品の安全性を確保することはある程度は限界があるように思います。安全な外国産の食品を求めることは大事ですが、それより国産で安心でき、かつ廉価な食品を提供できるようなシステムにしなければ、他の食品でもこうした問題が起こりえると思います。
Posted by: mattoh | 2005.10.09 09:40 PM
こんばんは。トラックバック&コメントありがとうございます。
* 私たちが食べている食品の多くが輸入に頼っている現在、
国産で十分に確保できるならそれに越したことはないのですが、現実には無理といってもいいでしょう。狭い国土で多くの人口は養えません。
そういうことから考えると、外国産の食品の安全性の確保は、重要な課題といえます。
Posted by: たべちゃん | 2005.10.10 09:23 PM
先月末、プリオン専門調査委員会の委員のうち、ちょうど半数の6人が辞任しました。辞任した委員は、輸入再開に慎重な立場をとっていたようです。
最初から「輸入再開」という結論が決まっていて、ちゃんとした議論ができなかったようですね。何のための委員会でしょうか?
(参考:MSNニュース http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060408k0000e040076000c.html)
Posted by: たべちゃん | 2006.04.08 05:00 PM
あまり大きくは取り上げていないのですが、輸入が認められない可能性のあるアメリカ産の牛肉が横浜港で見つかりました。日本が輸入する条件である、生後20ヶ月以下であることを証明するアメリカ政府発行の証明書がなかったのです。
幸い、BSEに感染している牛ではなかったので、食べても問題はありません。しかし、アメリカの認識の程度を示す牛肉ですね。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070216-00000007-yom-bus_all)
Posted by: たべちゃん | 2007.02.18 09:14 PM