阪神高速、対距離料金制へ?
東京や大阪などの大都市を走る都市高速道路は、一定のエリア内での利用なら、利用距離にかかわらず料金が同じである「均一料金制」をとっています。大量の利用者がいる都市高速において、「均一料金制」は効率的な制度です。一般の高速道路のように、入口・出口の両方に料金所を設ける必要はありません。用地の制約が厳しい都市高速においては、料金所用地の節約になる「均一料金制」は便利な制度でした。
しかし、ETCの普及が進んだ現状では、都市高速でも利用区間や時間に応じたきめ細かな料金設定が可能になります。もともと「均一料金制」には、割高な料金負担がある短距離利用者からの不満があります。そこで、2008年度を目標に、利用の程度(距離)に応じた公平な負担にするため、都市高速の料金も「対距離料金制」に移行する方針です。
ETC利用者には短距離での利用を割り引くというのならいいのですが、今回の移行はかなりの値上げになるところもあります。料金設定はそれなりに計算しているとは思いますが(長距離利用者に過重な負担にならないよう、料金に上限額を設けることも検討しています)、割高感はぬぐえないですね。
(参考:阪神高速道路ホームページ http://www.hanshin-exp.co.jp/company/torikumi/topics/2005-1031-boshu.html)
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