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January 2006

ICプレーヤーの使い道

 今年から、大学入試センター試験の英語で、リスニングの試験が行われました。リスニングは、受験生全員に専用のICプレーヤー(原価ベースで1台約2600円)を渡し、それを聴く、という形で行います。試験本番では、故障が相次ぎ、多くの受験生が困ってしまったのは記憶に新しいところです。

 試験が終わればICプレーヤーを持ち帰ることができますが、中にはインターネットのオークションで売る受験生もいます。出品者の希望価格は1000円ぐらいですが(実際の試験問題がついたものなどは高くなります)、人気がなく、あまり売れていないようです。

 このプレーヤー、せっかく買ったとしても、再生以外の機能はなく、音楽などリスニングのテストで使ったもの以外のメモリーカードを入れても使えません。事実上の使い捨て商品です。センター試験を受ける人は50万人以上いますから、かなりの資源の無駄遣いということになります。

 全国の試験場で公平に行うため、一回一回新しいものを使いたい。そういう考えでICプレーヤーを導入したとは思います。しかし、あまりにももったいないです。来年以降は、同じようにICプレーヤーを使うにしても、リサイクル可能なものにするとか、工夫する必要はあると思われます。
(参考:中日新聞1月30日夕刊 E版)

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空飛ぶレストラン?

 旅に出たらおいしいものが食べたくなるのは人情。飛行機の上も例外ではありません。ANAが行った、国際線の旅客を対象にした顧客満足度調査によれば、機内食は第4位(2005年度上半期のデータ。1位は客室乗務員です)。航空会社を選択する要素のひとつです。

 例えば、JALは、昨年12月から、国際線のファーストクラスやビジネスクラスの乗客に、炊き立てのご飯を提供しています。お米はもちろん、魚沼産のコシヒカリ。気圧の低い飛行機の中でおいしくご飯を炊くために1年かけて、いろいろ工夫をしたようです。

 対するANAも、国内線の「スーパーシートプレミアム」では、季節限定で、老舗料亭の協力を受けてつくった特製弁当を提供しています。

 もっとも、こういう豪華な機内食が出るのはファーストクラスなどの上位の座席。普通の座席にしか乗ったことのない私には、縁の遠い話です。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060128-00000050-mai-bus_all)

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長崎新幹線は「アメ」だらけ

 順調に工事が進んでいるほかの整備新幹線とは違い、長崎新幹線は予算は確保されたものの、未だに地元の同意が得られずに着工できていません。しかし、佐賀県としては、何とか新幹線をつくりたい。財政は厳しくても、「アメ」をばら撒かざるを得なくなります。

 まず最初にしなければならないことは、並行在来線の沿線自治体の同意を得ること。未だに同意していない鹿島市など1市2町に対しては、かなりの振興策を打ち出しています。その甲斐あってか、太良町は、振興策次第では、長崎線の分離に同意する意向を示しました。

 道路整備などの振興策を欲しがっているのは、並行在来線沿線の市町だけではありません。新幹線停車駅になる武雄市も欲しがっています。武雄市の担当者は、20日に行った説明会で、「新幹線が絡むと、なかなかできにくい道路も作ってくれる」という趣旨の発言を行いました。地区の代表者は、この発言に大喜び。自分たちの地区の道路整備が進むからです。

 残っている「敵」は、新幹線ができると、特急が激減する鹿島市と、停車する数が減るかもしれない江北町。県はどういう「アメ」を用意しているのでしょうか?
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060125-00000190-mailo-l41、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060125-00000024-nnp-kyu)

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結局は取締りの強化しかないか

 名古屋の繁華街といえば、中区の錦三<きんさん>。夜の早い名古屋でも、ここだけは明かりがともっています。そして、ここ錦三に多いのが、駐車違反の車。錦三が管轄範囲に入っている中署は2004年、駐車違反を約3.1万件摘発しています。これは全国一の数字だそうです。しかし、一向に駐車違反の数は減りません。

 記事によれば、ある平日の夜、警察は駐車違反の取締りをしました。道にはたくさんの駐車違反の車が停まっています。しかし、警察が取締りをしようとしたその瞬間、どこからか人が現れ、車は消えていきます。飲食店の店員が気付き、仲間(他店の者もいます)に電話したのです。警察は2時間ほどで取締りを終え、姿を消しました。すると、車が再び戻ってきます。また、町に違法駐車の車が停まるようになりました。

 飲食店や風俗店の従業員が、警察の取締りに気付いたら、早速ほかの店にも連絡し、駐車違反での摘発を防ぎます。こういう状況では、店のモラルには期待できません。取締りを強化するのみです。反則金を上げるのもよい方法でしょう。また、錦三で取締りをすれば、飲酒運転の取り締まりもできます。名古屋ですから、客も車で来るのです。スナックの従業員も、酒を飲んでいます。飲酒運転による悲惨な事故を防止するためにも、深夜の仕事で大変だとは思いますが、取締りは強化していただきたいものです。
(参考:中日新聞1月28日朝刊 12版)

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公園でも住んでいいの?

 大阪市は、大阪城公園などに住んでいるホームレスに対して、テントを片付けて出るように求めています。そのまま居続けたら、週明けの30日に強制撤去を行います。

 これに対して、大阪弁護士会は25日、関市長に対し、十分な話し合いと住居を求める文書を出しました。一応、市も受け入れ先は用意しているようですが、プライバシーが不十分だというのです。

 でも、公園に住むのは、憲法に保障された「権利」なのでしょうか? 公園は公共のものであり、自分たちだけの独占物ではありません。今日、大阪地裁で「現実に公園に住んでいるなら、住民登録が認められる」という判決が出ましたが、公園を公共のものにするためにも、市には毅然とした態度をとってもらいたいです。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000215-mailo-l27、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060127-00000073-jij-soci)

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中国に親しみを感じない人、過去最高の63.4%

 昨年10月、内閣府が全国の成人3000人に対して、「外交に対する世論調査」を行いました。その結果、「中国に親しみを感じる」と回答した人の割合は、調査を開始した1978年以降では最低の32.4%でした。これに対して、「親しみを感じない」と回答した人は、過去最高の63.4%でした。この結果は、いろいろなところに現れています。

 このところ本屋でよく売れているのが、中国のマイナス面を書いた本。昨年7月に、日韓の歴史問題に触れた「マンガ嫌韓流」という本が売れましたが、それに刺激された面もあるようです。今まで多かった中国の経済発展を賛美する内容の本は、勢いを失っているようです。

 旅行でも中国の人気は衰えています。この年末年始、関空からアジア方面への旅行者は前年比で40%増えましたが、中国は30%減っています。大手旅行会社の近畿日本ツーリストでも、年末年始の中国の旅行者が30%減り、台湾が30%増えています。

 今まで活発であったビジネスにも影響を与えています。人民元切上げ予測や契約に絡むトラブルのほか、反日暴動で被害を受けるリスクも考えられるからです。

 普通、交渉の世界では、こちらが譲歩すれば、向こうもある程度は譲歩してくれます。しかし、現在の日中関係では、そのような期待はできません。中国側は「自分たちは正しい」と言い張るのみです。これでは、日中間の諸問題の解決は難しいでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060125-00000025-san-soci&kz=soci)

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ライブドア堀江社長逮捕でマスコミ大喜び?

 昨夜、証券取引法違反容疑でライブドアの堀江社長(当時)ほか3人が逮捕されました。強制捜査からたったの1週間、事前準備はすでに済んでいたとはいえ、かなり素早いです。偽装マンションとは違い、政治が絡まない、というのもあるかもしれませんが。

 寡占のマスコミ業界を踏み荒らした堀江社長が逮捕されたのですから、マスコミは一斉に非難の大合唱。ニッポン放送株をめぐる騒動の結果、12.75%のライブドア株を持たされたフジテレビは、これを機会にライブドアとの関係を断ち切ることができるようです。

 確かに報道された容疑が事実ならば、それなりの刑罰は受けないといけないでしょう。それ以上でもそれ以下でもないのです。何が問題なのか、抜け穴があったとすればどのようにふさげばいいか、冷静に考えていきたいです。

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富山ライトレール、「信用乗車」導入?

 今年4月に、JR富山港線を路面電車化して誕生する、富山ライトレール。運賃は富山地鉄の路面電車に合わせて、200円の均一料金となるようですが、開業から1年の間は、平日の日中、休日は半額の100円にするようです。

 また、将来的には、欧米では一般的な「信用乗車」制度を取り入れる考えがあるようです。日本の路面電車では、普通、乗るときか降りるときに運転手に運賃を支払います。しかし、欧米では、乗客はあらかじめ切符を買い、運転手に運賃に払うようなことはしません。駅ではどこの扉からも乗り降りできますので、停車時間が短縮できます。キセル防止のため、時々抜き打ちでの検札があり、キセルがばれたら運賃の数十倍の罰金を払うことになります。

 わが国では、これまで穴のある「信用乗車」システムは導入されず、キセルができない完璧なシステムをつくりあげることがすすめられていました。鉄道会社に補助金を出すのには否定的な考えが強く(鉄道は公共性が高いにもかかわらず、それに税金を使うのは「無駄遣い」だと思われています)、徴収漏れのリスクの高い「信用乗車」システムに踏み切ろうとする鉄道会社はいませんでした。赤字の原因が「信用乗車」による徴収漏れだったら、鉄道会社は批判されることになりますから。しかし、もしこれが成功すれば、ほかのところでも導入に踏み切るところが出てくるかもしれないですね。
(参考:北日本新聞ホームページ http://www.kitanippon.co.jp/backno/200512/31backno.html#seiji2)

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おかしい急須

 通販で静岡茶を注文すると、特製の急須がついてきました。

 ところが、その急須がおかしいのです。何がおかしいのかといえば、裏のシールに書いてある日本語。「速やに洗って頂く事で」「茶を注ぐときは蓋に手を添てくだい。」「テーブル等で急須をずすとキズ付くことあります。」と書いてあります。

 どこで作られたものなのでしょうか?

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名古屋YH廃止へ

 千種区の東山公園の近くにある名古屋YH。1968年にオープンし、多くの人に使われたのですが、利用率の低迷(愛知万博後の利用率は約20%)や耐震改修(約3億円)などの費用がかかるため、2006年度中に廃止する方針です。すでに、新年から営業を休止しており、中区の県青年会館YHを紹介しています。

 名古屋YHは、使ったことがありません。ただ、昔、会員だったとき、毎年YHを案内する小冊子が送られてきました。その小冊子に、名古屋YHが広告を出していました。名古屋らしくエビフライを夕食に出している、という内容だったと思います。お皿からはみ出るような、大きなエビフライだったと思います。

 昔はYHは、若者向けの格安の宿という位置づけでした。しかし、一般的には男女別の相部屋で、規則が厳しいため(もっとも、実際は、規則は緩くなっているところも多いです)、自由に育った若い人には耐えられません。インターネットなどの情報が普及し、うまく探せばホテルでも安いところがたくさんあります。

 YHも、単に安いだけではだめで、特徴がないと生き残れないですね。きれいな宿、おいしい食事、すばらしい対応、リゾート地のペンションみたいなところでないと厳しいでしょう。
(参考:中日新聞1月18日朝刊 12版)

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ライブドア・ショック

 近鉄バッファローズ(当時)やニッポン放送の買収を行ったことで、既存の権威に立ち向かうことで有名になり、時代の寵児となっていた「ホリエモン」こと堀江社長が率いるIT企業、ライブドア。そのライブドアが証券取引法に違反したという話で、証券市場は大揺れです(その後、粉飾疑惑も出ています)。昨日は、売りが殺到して、東京証券取引所が全面的にストップしました。

 それにしても早いのが、経済界などの反応。経団連の奥田会長は、早速経団連入りを認めたのは早すぎた、ということを言っています。

 報道されていることが事実ならば、ライブドアや堀江社長は、刑罰を受けることになるでしょう。会社は外資に買収されるか消滅し、社長は今までの地位や名誉、そしてお金を奪われることになるでしょう。でも、このタイミングは何らかの意図がありそうです。大体捜査が入ったのも、耐震強度偽装問題でヒューザーの小嶋社長が証人喚問を受ける前日の夜です。
(参考:中日新聞1月19日朝刊 12版)

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名古屋市営高速バス

 名古屋市交通局のバス路線の中に、1つだけ高速道路を通るバスがあります。栄と緑区の森の里団地を結ぶ高速1系統で、名古屋高速の高辻-大高間を利用します。どんなバスか興味があったので、乗ってみることにしました。

 栄のバス乗り場は、オアシス21ではなく、中日ビルと三越に挟まれたバスターミナル。乗客はまばらで、雨が降っていて、都心とは思えない寂しい雰囲気です。バスの運賃は高速道路区間を乗る人は普段より10円多い210円、たとえ1日乗車券や定期券を持っていても払う必要があります。でも、前払いなので、「自己申告」みたいなものですが。20分ぐらい下道を走り、いくつかの停留所で客を乗せ、「敬老パス」を持った人を含めて15人ほどでようやく高速道路区間に入ります。

 高速道路を降りると、停留所ごとに客も降りていき、だんだん寂しくなります。終点に近い緑区役所で降りましたが、かかった時間は約55分。値段は210円と激安ですが(距離を考えると、倍の400円ぐらいでもよさそうです。名鉄の高針へのバスのように。)、一般道路区間の長さが悔やまれます。緑区側はともかく、栄側はすぐに高速道路に入ったほうがよさそうです。

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本当に全部つくる気?

 国土交通省は、9342キロの高速道路整備計画でまだ事業主が決まっていなかった1275キロについて、全て建設する方針であることがわかりました。今月中に開かれる国土開発幹線自動車道建設会議で有識者の意見を聞いて、国土交通大臣が事業主を決定します。

 結局、JHは民営化されたものの、不採算路線の建設に歯止めがかからず、つくり続けることになってしまいました。必要性の薄い路線でも、東名や名神などの黒字路線の収益か、国などの税金を使って建設されることになるのです。腹は痛まないのですから、地方が高速道路を欲しがるのは当然です。

 何のためにJHを民営化したのか、わからないですね。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060114-00000001-yom-bus_all)

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羽越線不通で物流混乱

 12月25日に羽越線の特急「いなほ」が脱線・転覆し、それ以来鶴岡-酒田間は不通のままです。

 これで大きな影響を受けているのが、貨物。羽越線(酒田以南)は特急「いなほ」が7往復、寝台特急があわせて4往復(うち1往復は週4便のみの「トワイライトエクスプレス」)走る幹線なのですが、貨物の重要性はもっと高いです。北陸線などとあわせて日本海側を縦貫するルートを構成しており、1日10往復のコンテナ列車が走ります。羽越線を通過するコンテナの量はJR貨物全体の1割を占めており、JR貨物は太平洋側を通る臨時便などを出しているものの、4割も輸送力が減っています。このため、食料品などの輸送が遅れたりするケースが出ているようです。

 特急や貨物が全くなく、普通列車が数えるだけしか走らない、ローカル線ならば別に構いません。しかし、羽越線は先ほども述べたように主要幹線のひとつです。線路は元通りになっている以上、早期の運転再開が待たれます。

P.S. この記事を書いている途中、新しいニュースが来ました。どうやら、羽越線を21日に運転再開させる方向で動いているようです。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060113-00000006-yom-soci、山形新聞ニュース http://yamagata-np.jp/kiji/200601/14/news03695.html)

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旧建築基準法

 せっかく買ったマンションの耐震強度が偽装されているというニュースは、連日のように報道されています。しかし、法的には問題はないのですが、耐震性の弱いマンションがあります。

 それは、1981年に建築基準法が改正される前に建設されたマンション。昔の建築基準法では、震度5強に耐えられることができたら、OKだったようです。ということは、阪神大震災クラスの巨大な地震が来れば、倒壊の危険性があります。昨日の「報道STATION」で取り上げられていたのですが、実際に実験用のマンションをつくって、阪神大震災クラスの振動を与えました。結果は、何とか倒壊は免れましたが、とても住める状態ではありませんでした。

 このような住宅はたくさんあります。法律には違反していませんが、危険な家。この問題は早急に解決しなければならないでしょう。次の大きな地震が来る前に。
(参考:「報道STATION」 1月13日放送)

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育毛剤でドーピング?

 あと1か月でトリノオリンピック。わが国の代表選手が次々と決まっていきます。ほかの国も同じでしょう。しかし、本当なら当然出るはずの選手がいないのです。

 その選手の名は、ザック・ルンド。アメリカのスケルトンの選手で、金メダルの有力候補だといわれています。しかし、彼はドーピングで引っかかり、オリンピック出場が絶望視されています。飲んだのは、育毛剤のプロペシア(日本でも、昨年12月から認可され、販売されています)。この中に、ドーピングで禁止する薬物を隠す薬である、フィナステリドが含まれていたのです。

 20代なのにもかかわらず、髪が薄いので数年の間飲んでいたようです。かわいそうといえばかわいそうですが、薬物なので仕方のないことでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060113-00000027-nks-spo)

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「ピーチライナー」、今秋に廃止へ

 名鉄小牧駅と桃花台ニュータウンを結ぶ新交通システム、桃花台新交通(「ピーチライナー」)について、愛知県は今年の秋に廃止する方針であることがわかりました。今週末(14、15日)に住民に対して説明会を行い、廃止に対して理解を求めるようです。廃止後は、バスが運行される見込みです。

 ローカル鉄道の廃止は毎年どこかでありますが、新交通システムの廃止は初めてのこととなります。もちろん、桃花台ニュータウンの沿線には多くの人が住んでいます。幹線道路沿いにはたくさん店もあり、普通なら廃止は考えられないところなのです。しかし、小牧で接続している名鉄小牧線が、つい最近まで(地下鉄など他の鉄道と接続していない)上飯田止まりだったこともあり、低迷を続けていました。鉄道を使って名古屋市内に行く場合でも、車やバスで中央線の駅に行くのが一般的でした。

 なお、「ピーチライナー」の建設には、国からの補助金が出ています。国は、その補助金約89億円のうち、減価償却分を差し引いた約37億円の返還を県に求めるようです。15年で廃止になってしまうので、まだ減価償却されていない資産がかなり残っているのです。
(参考:YOMIURI ONLINE http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060112_1.htm)

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名古屋市交通局もICカード導入へ

 首都圏や関西のJRでは、ICカードがすでに使え、私鉄でも導入が進みつつあります(関西では、今年中に大阪市交通局・阪神・南海などで導入されます)。

 しかし、名古屋は蚊帳の外。近鉄やJR東海は2006年度に導入されるのですが、これまで名古屋市交通局や名鉄には、導入の話はありませんでした。しかし、年末に名鉄がICカードを導入する方針を明らかにしたのに続いて(時期は未定)、名古屋市交通局も2010年度に導入することが明らかになりました。名古屋市の2006年度の予算案に調査費300万円を盛り込んだのです。

 ほかの地域よりは遅れますが、5年ぐらいすれば名古屋でもICカードが使えるようになるのですね。もっとも、未だに「トランパス」を導入中の、名鉄のICカード導入はもっと遅いかもしれませんが。
(参考:中日新聞1月11日朝刊 12版)

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阪急にも投資ファンド現る

 昨年の秋、阪神電鉄の株を大量に取得した「村上ファンド」が大きな話題になりました。それに倣ったのか、プリヴェチューリッヒ企業再生グループ(以下「プリヴェ」)は、阪急電鉄などを保有している阪急ホールディングス(以下「阪急HD」)の発行済み株式の5%余りを取得し、筆頭株主となったことが明らかになりました。

 阪神の売りがタイガースなら、阪急はタカラヅカ。プリヴェは、今週中に阪急HDの角社長に会い、宝塚歌劇団の株式上場などを提案します。

 鉄道会社にはまだ活用されていない資産が多いのでしょうか? これから先、どのようになるのか、注目していきたいと思います。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060110-00000111-kyodo-bus_all)

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堺のセンスのない区の名前

 最初は、10月に書いた「堺市、政令指定都市に」(https://tabechan.cocolog-nifty.com/note/2005/10/post_7dea.html)にコメントとして書くつもりでしたが、あまりにもセンスがないので、新たに記事を書くことにしました。

 今年4月から、堺は政令指定都市になるのですが、今まであった7つの支所の名前をそのまま区の名前にすることになりました(去年12月21日に市議会で決まっていたのですが、名古屋では全く話題にならず、7日になってこのことを知りました)。つまり、堺区・中区・東区・西区・南区・北区・美原区となります。

 市に用事のない限り関係ない市の支所ならどうでもいいのですが(注)、区の名前はそういうわけにはいきません。安直な命名のような気がします。

(注) 支所の名称は1991年に市民公募が行われたのですが、そのときの1位をそのまま採用したわけではありません。そのときの1位は、堺支所が中央、中支所が深井、東支所が東、西支所が西、南支所が泉北、北支所が金岡でした。
(参考:堺市ホームページ http://www.city.sakai.osaka.jp/city/info/_sitei/kankatu2.html、堺市指定都市推進協議会 http://www.suishinkyo.jp/hiroba/koe17a.html)

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空腹で駅炎上

 昨日午前2時過ぎ、下関駅から火が出て、木造の駅舎(1942年につくられた、三角屋根が特徴の駅舎)とそれに隣接する乗務員センターを焼きました。駅の線路などには被害がなかったのですが、駅舎内の通信ケーブルや鉄道電話線も焼けたため、昨日一日山陽線・山陰線の一部区間が運転できませんでした。今日は、一部の列車のみが運転します。通常運転に戻るのは明日からのようです。

 この火事の原因は、放火。74歳の住所不定、無職の男がしたのです。北九州市からJRを乗り継いで関西方面に行く途中(ただお金は小銭程度しかなかったようです)、空腹でむしゃくしゃし、駅そばの倉庫にライターで火をつけたとのことです。74歳にもなって、何をやっているのでしょう。

 まだ下関は新幹線が通らないため、長距離の旅客は新幹線を使えばよかったのですが、逃げ場がない貨物は大変です。脱線事故のあった羽越線等も使えない状況が続いています。
(参考:、Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060108-00000015-san-soci、中日新聞 1月7日夕刊 E版、JR西日本ホームページ http://trafficinfo.westjr.co.jp/list.html、JR貨物ホームページ http://www.jrfreight.co.jp/i_daiya/index.html)

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さぬきうどん紀行2005(3)

kagawa18 最後に、池上製麺所の写真をアップします。崩れそうな建物が製麺所で、隣の白いテントが食べるスペースです。

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さぬきうどん紀行2005(2)

 国道438号を山のほうに走る。温暖な四国なのにもかかわらず、雪が舞い始め、気付くと道の両脇に雪が残っている。国道を外れ、集落の中の細い道をたどると、「谷川米穀店」が見つかる。店の周りに車を止めているからだ。川沿いに少し下ると店だが、看板の類はない。

 「谷川米穀店」は当然ながら米屋だが、なぜか昼間の2時間だけは1杯105円でうどんを食べることができる。ここの名物は青とうがらしの佃煮風。ねぎ、しょうゆ、酢とともにかき混ぜると変わった味が楽しめる。ただし、青とうがらしの入れすぎには要注意。

 最後に訪れたのが「山内うどん」。山の中にぽつんと立っているうどん屋に、なぜか多くの人が訪れる。最寄のJR黒川駅から歩いて15分ほどで行くことができるのだが、停まる列車は少ない。

 ここのうどんは、いわゆる「エッジの立ったうどん」。寒いが、コシを味わいたいので、「ひやあつ」(冷たいうどんに熱いだしをかける)にする。リッチに天ぷらをつけても、1人前300円程度で済む。麺を冷たいものにしたおかげで、独特のコシのある麺を味わうことができた。

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さぬきうどん紀行2005(1)

 さぬきうどんをたくさん食べようと思ったら、朝が勝負。昼を過ぎたら閉まる店も結構多いので、朝食からうどんにするのがコツだ。ということで、朝食はさぬきうどん。ホテルで自転車を借りて(注)、7:30から開いている「さか枝」に行く。県庁に近く、出勤途中のサラリーマンが新聞片手にうどんを食べている。

 ホテルにいったん戻り、車で「かまたま」で有名な「山越」に行く。9:00オープンの店だが、8:45に着いたときには、もうすでに営業を始めていた。ここ「山越」は、もとは小さな製麺所だったらしいが、「かまたま」が大ヒットして、大きな店になった。田んぼをつぶして駐車場をつくり、今回来たときには前回(2003年)にはなかった、庭園みたいな休憩所ができている。

 また高松に戻る。無駄の多いルートだが、営業時間を考えるとやむを得ない。次の店は、おばあちゃんがつくる、「池上製麺所」だ。スーパーの脇の、車1台がやっと通ることのできるような細い道を通ると、今にも崩れそうな建物がある。看板はない。それが「池上製麺所」だ。駐車できるスペースはなく、近くの河原に止めるらしい。

 「山越」のように立派になったわけではなく、本当に昔ながらの製麺所。10:00オープンなのにもかかわらず、すでに5人ほど待っている客がいるにもかかわらず、実際にオープンしたのは15分遅れ。茹でたての麺に生卵(近くの農家からの、産みたての卵らしい)を割って食べる。本当においしい。食べているうちに、どんどん客がやってきた。普通では、存在していることすらわからないようなこの製麺所に。

 店を車で出るころ、名物おばあちゃんが現れた。(続く)

(注) 平地なので、自転車でも走りやすい。前の日の夕方、アーケード街を通ったが、自転車通勤の人もたくさんいた。地方では車社会のため閉まっていることの多いアーケードも、開いている店が多く、活気があったのは嬉しい限りだ。

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さぬきうどん紀行2005(0)

 すでに当Weblogに書き込んでいるので御存知の方も多いとは思いますが、年末にさぬきうどんを食べに行ってきました。

 明日からそのときの旅行記をここに書こうと思っています。

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10万アクセス達成!

 昨日の元旦、予定より1日遅れましたが、当ホームページ「たべちゃんの旅行記」は10万アクセスを達成しました。ホームページ開設から7年3ヶ月での達成となります。アクセスしていただいたみなさん、本当にありがとうございます。

 今後も、いろいろな記事を書き込みますので、引き続きの訪問をお待ちしております。

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沖縄縦貫鉄道?

 みなさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 さて、10年近くの間、大いにもめている宜野湾市の普天間基地の移設問題に絡んで、那覇と名護を結ぶ鉄道を建設する話が出てきました。普天間基地の機能を名護市のキャンプ・シュワブへの移設に伴う、沖縄県北部の地域振興策の一つとして、鉄道建設が挙げられています。

 普天間基地の移設問題はまだまだこじれそうなので、どうなるかはまったくわかりません。ただ、純粋に鉄道建設だけを考えると、面白い話ともいえます。ただ、沖縄は完全な車社会なので、つくるなら新幹線に準ずるような高速鉄道にしないと、日常的な利用はされないでしょう。
(参考:読売新聞12月30日朝刊 大阪13版)

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