中国に親しみを感じない人、過去最高の63.4%
昨年10月、内閣府が全国の成人3000人に対して、「外交に対する世論調査」を行いました。その結果、「中国に親しみを感じる」と回答した人の割合は、調査を開始した1978年以降では最低の32.4%でした。これに対して、「親しみを感じない」と回答した人は、過去最高の63.4%でした。この結果は、いろいろなところに現れています。
このところ本屋でよく売れているのが、中国のマイナス面を書いた本。昨年7月に、日韓の歴史問題に触れた「マンガ嫌韓流」という本が売れましたが、それに刺激された面もあるようです。今まで多かった中国の経済発展を賛美する内容の本は、勢いを失っているようです。
旅行でも中国の人気は衰えています。この年末年始、関空からアジア方面への旅行者は前年比で40%増えましたが、中国は30%減っています。大手旅行会社の近畿日本ツーリストでも、年末年始の中国の旅行者が30%減り、台湾が30%増えています。
今まで活発であったビジネスにも影響を与えています。人民元切上げ予測や契約に絡むトラブルのほか、反日暴動で被害を受けるリスクも考えられるからです。
普通、交渉の世界では、こちらが譲歩すれば、向こうもある程度は譲歩してくれます。しかし、現在の日中関係では、そのような期待はできません。中国側は「自分たちは正しい」と言い張るのみです。これでは、日中間の諸問題の解決は難しいでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060125-00000025-san-soci&kz=soci)
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