九州新幹線にまたまた新駅追加?
現在、全線開業に向けて工事が進んでいる九州新幹線に、またまた新駅追加設置構想が持ち上がってきました。
場所は宇城<うき>市。昨年、松橋<まつばせ>・三角など5町が合併してできた市です。熊本と新八代の間に、追い越しができる駅を設けようというのです。わざわざ追い越しにできる駅にしたのは、「新駅ができると各停便の時間がかかりすぎて、ダイヤの設定が不自由になる」という批判をかわすためです。
現に、熊本以北では、もともと久留米と大牟田にしか駅はできなかったはずなのに、新鳥栖はともかくとして(ここは長崎方面への連絡上、つくらないと逆に不便です)、船小屋・新玉名(新玉名は、もともと玉名には約2/3の特急が停まりますし、隣との距離があるので、仕方ないかな?)と2駅も追加してしまいました。こうなったら、ダイヤの設定はかなり厳しくなります。ついに、船小屋を2面3線の駅にすることにしました。
しかし、隣の熊本駅は2面4線の大きな駅です。2つ隣の新水俣も、2面3線あります。九州新幹線の熊本以南は、1時間に2本(速達と各停1本ずつ)の運転でしょうから、追い越しができなくても、ダイヤの制約はあまりありません。熊本と新八代の間は、約33キロ。ごく平均的な駅間距離です。宇城市の中心駅の松橋にはたったの1往復しか特急は停まりません。全部宇城市などの地元自治体がお金を出すのならともかく、国のお金も出すのですから、地元の熱意にあおられることなく、冷静に判断しないといけないですね。
(参考:西日本新聞ホームページ http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20060221/kumamoto.html)
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