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ネット投資家を叩いて得をするのは

 世の中には、一日中家にいて、パソコンの前に座り、ひたすら株の売買を繰り返している人がいます。いわゆる「ネット投資家」です。彼らは、瞬時に状況を判断し、パソコンの前に座っているだけで利益を上げていきます。年末のみずほ証券の誤発注の時は、ほんのわずなか時間で億単位もの利益を得ました。

 そういう彼らに対して、財界の長老は叩いています。ネット投資家は働いていない、と。評論家やワイドショーのコメンテーターも同調しています。

 確かに、彼らは生産性のある仕事をしていないかもしれません。しかし、彼らは全くの合法でお金をもうけているに過ぎないのです。彼らは成功した元手で新たな商売を始めるかもしれません。お金を稼ぐこと自体がほかの若者にとって夢を与えるかもしれません。

 一番やっていけないのは、金持ちの子が金持ちになり、貧乏な子は金持ちになる夢すら抱けずに一生を終えていく、封建時代みたいに格差が固定した世の中。日本も、アメリカの真似をして格差の拡大(と、固定化)が進みつつあります。このような世の中にして本当によいのでしょうか?

 もっとも、成功者の長老にとっては、よそ者は入ってきて欲しくはないかもしれませんが。
(参考:中日新聞2月14日夕刊 E版)

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