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PSEマーク

 2001年4月に施行された電気用品安全法。来月1日から、この法律が、中古品にも適用になります。

 これで大慌てなのが、リサイクルショップ。中古品まで電気用品安全法が適用になるとは、経済産業省がPRしていなかったこともあり、業界関係者すらつい最近まで知らなかったことです。PSEマークがないために、店頭にある商品が一夜にして、売ることのできない無価値のものになってしまいます。お金を出して産業廃棄物として処分せざるを得ません。

 ビンテージ楽器については、音楽業界が強く反発したため、特別な承認さえ受ければ、4月以降もPSEマークなしで販売することができます(もっとも、どうやって承認を受けるのかはまだ決まっていません)。中古品についても、半年間に限りPSEマークをつけるために必要な機械を無料で貸し出すようにします。

 当然昔でも、電気用品を売るときには、安全性についてチェックをしているはずです。5年以上経っても、何ら問題なく使えるものは多いです。PSEマークをつけるメリットは何なのでしょうか? 単に、この機会に新しい製品を買ってもらいたいためなのでしょうか? そう考えると、電気用品安全法は、リサイクルの精神に反しているともいえます。
(参考:中日新聞3月16日夕刊 E版)

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 経済産業省は、中古品についても、数ヶ月の間は、PSEマークがなくても「レンタル」とみなすことで、事実上の販売ができることになりました。「レンタル」された中古品は、レンタル期間終了後に無償譲渡することができるので、事実上の販売になるということです。
(参考:中日新聞3月25日朝刊 12版)

Posted by: たべちゃん | 2006.03.25 12:55 PM

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