阪急が阪神を買収?
阪神タイガースの親会社、阪神電鉄の筆頭株主は、いわゆる「村上ファンド」。2月末時点で、発行済み株式の約46%を保有しています。これだけの株を持つと、6月の株主総会では、かなり自由に行動できます。
すでにこの事態を打開するため、阪神電鉄と「村上ファンド」は、阪神電鉄株を売却するための交渉をし、すでに京阪電鉄には打診していました。そして今回、阪急ホールディングス(阪急電鉄の持株会社、以下「阪急HD」)が、「村上ファンド」から阪神電鉄株を買い取ることを検討していることが明らかになりました。ただ、阪急HD、阪神電鉄ともに買取には否定的なコメントを出しています。
阪神電鉄は小粒な鉄道ではありますが、梅田には優良な不動産があります。ただ、阪神間で鉄道が並行し、梅田には双方が百貨店を持ち合っているため、買収のメリットは少ないという見方があります。さらに、もともと連結有利子負債が昨年3月末で9500億円もある阪急HDにとって、2000億円もの出費はかなり厳しいです。
そう考えると、阪神電鉄株の行方はまだまだ先が見えない可能性が高そうです。
(参考:中日新聞4月13日夕刊 E版、4月14日朝刊 12版)
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Comments
* そして今回、阪急ホールディングス(阪急電鉄の持株会社、以下「阪急HD」)が、
実現性が疑われていた阪急による阪神株取得ですが、検討が進んでいるようです。
阪急HDと阪神は、共同で持株会社をつくるようです。阪神電鉄や阪神タイガースも名称を変えないまま、新しくつくられる持株会社の子会社(阪急電鉄や東宝も子会社になります)になるようです。
(参考:中日新聞4月19日夕刊 E版)
Posted by: たべちゃん | 2006.04.19 11:10 PM
ところが、京阪と近鉄は共同で、阪急HDによる阪神電鉄株の買い取りに反対の意向を表明するようです。
確かに、阪神間で並行する阪急よりも、エリアが重ならない京阪や近鉄のほうが鉄道事業における相乗効果は大きいと言われています。どうなるかはわからないですね。
(参考:中日新聞4月20日朝刊 12版)
Posted by: たべちゃん | 2006.04.20 11:30 PM