関西私鉄つまみ食い(4)
大都市圏の交通網は、大都市から郊外に伸びるのは充実しているが、郊外の都市同士を結ぶものは弱い。鉄道にも同じことがいえ、郊外の都市同士を結ぶものはあまり整備されていない。
しかし、全国版の時刻表には路線図すら載らないので目立たないが、バスが運転されているところもある。場所によっては15分か20分間隔ぐらいで運転されており、知っていれば鉄道で遠回りするより便利だ。
萱島から近鉄八尾に行く近鉄バスもそのひとつ。全線乗りとおすと1時間以上かかる、かなり長い系統だ。住道以南は1時間に2、3本運転されるが、萱島-住道間は1時間に1、2本しか運転されない。次のバスまで時間があるため、京阪の駅を出たところにあるうどん屋で昼食タイム。やはりうどんは関西風がよい。
昼食を終えてバス停に行くと、事前に調べてあったダイヤとは異なっている。当初のダイヤから10分遅くなっていたのだ。車内の掲示でわかったのだが、この系統のバスに遅れが目立っていたため、前日の21日にダイヤ改正をしていたのだ。萱島は始発であるにもかかわらず、若干遅れて出発。立っている客こそいないものの、それなりには利用されている。客を乗せたり降ろしたりの繰り返し。
バスのダイヤには余裕を持たせているようで、途中の荒本駅前では3分の時間調整。近鉄奈良線の若江岩田に近い岩田町五丁目で降りる。50分あまり乗っていたにもかかわらず、運賃は290円であった。(続く)
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