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仕事のなくなった車両は?

 昨日を以って、16年間運行された「ピーチライナー」は廃止されました。新交通システムの廃止は前代未聞のことです。

 鉄道が廃止になれば、当然、線路や車両などの施設も不要になります。施設はどうしようもありませんが、車両についてはほかの路線に引き取られるというケースは時々あります。岐阜で走っていた路面電車も、新しい車両は豊橋・福井に移って、古い車両を置き換えています。しかし、「ピーチライナー」のような新交通システムは、それぞれが独自の規格でつくられているので、ほかの路線で走らせることはできません。

 線路については、バス専用道にするなどの話がありますが、「ピーチライナー」の軌道をバス専用道にするにはそれなりの費用がかかります。第一、バス専用道にしなければならないような需要があるのなら、廃止になったりしません。

 高架軌道を解体するのにも100億円かかるという現状では(誰がお金を出すのか?)、解体も進まず、崩落などの危険があるまでそのままにされる公算が高いと思われます。
(参考:中日新聞9月29日夕刊 E版)

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Tracked on 2006.10.04 08:38 PM

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