関西私鉄つまみ食い(5)
関西の私鉄は、急行と普通の接続が比較的よく、急行が止まらない小さな駅でも途中駅までは急行を利用することができる。ところが、営業範囲が広い近鉄の場合は、より長距離の旅客の便宜を図るため、急行はかなり遠くまでノンストップで飛ばす。一番損な立場にいるのは東大阪の人で、そこそこ距離があるにもかかわらず普通電車にしか乗ることはできない。
しかし、最近は、そのような動きが見直されつつある。近鉄大阪線では、布施を出ると五位堂までノンストップだった急行(昼間時のみ運転)が河内国分に停まるようになった。そして、今年3月のダイヤ改正では、河内小阪を出ると石切までノンストップだった準急がちょうど中間の東花園に停まるようになった。昼間は、これまでの準急に変わり、東花園以遠が各停の区間準急が運転されるようになった。関西私鉄つまみ食いの最後は、その区間準急に乗ることにする。
どちらにしても、若江岩田には準急も区間準急も停まらないので、3駅東の瓢箪山まで行く。この駅の先から石切にかけてが、大阪平野を見下ろすことのできる絶景なのだが、時間の都合上それを見ることはできないのは残念だ。次の区間準急が来るまでの間に、名古屋行きのアーバンライナーの席を指定してもらう。
区間準急が坂を下りてやってきた。この区間準急は、次の東花園から通過運転する。東大阪の東部に住む人にとっては、この区間準急はありがたいものであろう。
来月のクリスマスイブには大阪市営地下鉄の今里筋線が開業する。3月には、大阪高速鉄道(モノレール)が伸びる。これらの鉄道が開通したときには、忘れずに乗りに行きたい。
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