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魚が食卓から消える?

 周りを海に囲まれたわが国では、たくさんの種類の魚を獲ることができます。魚料理もたくさんあり、寿司のように世界的な人気料理もあります。しかし、半世紀後、今ごく普通に食卓に上っている魚が消えているかもしれません。アメリカの科学誌サイエンスにそのような報告が掲載されました。

 報告をしたのはカナダのダルハウジー大学などの国際チーム。2003年までの約50年間の世界の海洋調査や魚群記録をもとに分析しました。それによりますと、多くの種類の魚の数が減少しています。中には、ピーク時の1割以下に減少しているものもあるようです。

 この研究に対する反論もあるようですが、魚は一部のものを除いて人工的に増やすことができないので、枯渇しないようにコントロールする必要がありますね。種が減るということは、人類にも影響が出てきます。ただ単に魚をあきらめてほかのものを食べればよい、というわけではありません(もっとも、家畜を育てるには多くの穀物がいりますので、肉や魚を減らして穀物主体の生活にすれば、その分だけ食料は少なくて済みますが)。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061104it03.htm)

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Comments

こんにちは、たべちゃん

魚は、今世界的なブームのようで枯渇しないかと
心配です。
日本人は、元来魚を食べて生活してきましたが
今度は中国人までもが、マグロを食べるようになって
マグロも、近い将来消え去る運命かもしれません。

日本人のように将来を心配する民族って
珍しいのではありませんか?
中国人もアメリカ人もロシア人も、今さえ良ければ
って感じを受けるのですけど・・・・・

Posted by: まるこ姫 | 2006.11.07 01:40 PM

 まるこ姫さん、こんばんは。

* 日本人は、元来魚を食べて生活してきましたが

 中国人は日本人の10倍以上いるので、中国が経済成長してマグロを食べるようになったら、たちまち資源が枯渇しますね。

 食料だけではありません。中国でも車が普及していますので、石油も大量に消費していきます。

Posted by: たべちゃん | 2006.11.07 09:35 PM

 こんばんは。TBありがとうございます。

 魚介類をよく食べる日本人にとっては心配な記事ですね。しかも、中国など経済的に裕福な国がこれまで食べてこなかった魚介類を食べるようになれば、当然獲れる魚介類の量も少なくなるでしょう。

 漁獲量の調整をするなど必要以上に獲ることは避け、利益ばかりを追い求める行為は避けるべきと思いますね。

Posted by: mattoh | 2006.11.09 09:54 PM

 mattoh さん、こんばんは。

* 漁獲量の調整をするなど必要以上に獲ることは避け、

 魚は生き物ですから、乱獲すると滅んでしまいます。長期的な利益のためには、各国が協調してコントロールする必要がありますね。

Posted by: たべちゃん | 2006.11.09 11:33 PM

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