次々にできる教育学部
教育学部は、地方の国立大ならどこにでもある学部。戦前の師範学校などの流れを汲み、小学校・中学校などの教員となる人材を養成しています。
教育学部を卒業するには、原則として教員免許を取らないといけませんでした。しかし、少子化で教員の採用数が減ったため、教員免許を取らなくても卒業できる「ゼロ免課程」ができ、年々その枠が広がっていきました。ところが、その流れが変わったのです。
その背景にあるのは「2007年問題」。教員も例外ではなく、多くの教員が定年を迎えます。そのため、若い人を大量に採用しなければいけません。国立大の「ゼロ免課程」は縮小されたり、廃止されたりして、卒業に当たって教員免許が必要なコースの定員を増やしています。
この流れに私学も乗っています。小学校教員を養成する学部をつくるところが次々に現れているのです。各大学がそれぞれの特色を生かして、教員の養成に当たるようです。
天然資源の乏しい日本において、人材こそが大切な資源。その人材を育てる教員の仕事は大変重要です。
(参考:中日新聞1月13日夕刊 E版)
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Comments
こんなオイラと相方が教員免許を持っているのだからまだまだ日本は平和です。
Posted by: あつ | 2007.01.20 10:39 PM
あつさん、こんばんは。
* こんなオイラと相方が
いつかは役に立つかもしれないですよ。
Posted by: たべちゃん | 2007.01.21 05:39 PM
もっとも、国公立大学の教育系学部の志願倍率は低いようです。
その背景には、景気の回復があります。それともう一つ、大きいのが、教師に対するバッシング。秋にいじめの報道がなされ、免許更新制の導入や教師への管理強化で(給料も減らされる、と聞いたことがあります)、教師の仕事に対する魅力が薄れているとも言われています。
今後の教員不足時代に備えて、優秀な人を確保したいところですが、現実にはそう簡単にはいかないようです。
(参考:中日新聞2月19日夕刊 E版)
Posted by: たべちゃん | 2007.02.19 11:22 PM