「ゆとり教育」からの決別
子供たちが社会で生活するために必要な知識を学ぶのが学校。しかし、学校での授業時間も授業内容も減り続けています。2002年からは学校が完全週休2日制になり、教科書も以前に比べると薄くなっています。また、同じ年には総合教育が導入され、さらに国語や算数などの時間が減りました。こうなると、子供の学力が低下するのは必然的です。
このような状況の下、政府の教育再生会議は19日、「ゆとり教育」の見直しや、いじめ対策を盛り込んだ第1次報告をまとめました。24日に安倍総理に正式に報告し、決定される予定です。この報告では、授業時間を今の1割増しにし、それに見合うように教科書や学習指導要領の早期改定を求めています。
お金持ちの子供は、ハイレベルの教育を行う中高一貫教育の私学に行ったり、塾に通うことができます。しかし、貧しい家の子はそういうところに行くことができず、学力がつかないまま、社会に放り出されてしまいます。高い給料をもらうことのできる大会社には就職できず、格差は世代を超えていきます。
貧しい家の子でも、本人の努力次第で、成功の道が広がる。その可能性があれば、子供たちにも親にも希望が出てきます。今はその可能性がないとはいえませんが、低いとはいえるでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070119-00000033-san-pol)
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