電車は来る、踏切は閉まらず
名鉄神宮前駅北側の踏切は、「開かずの踏切」として有名です。電車の本数が多い金山-神宮前間にあり(しかも、全列車が停まる神宮前駅に隣接します)、すぐ横にはJRも併走しているので、どうしても踏切の開く時間は短くなります。そこで名鉄は、踏切の開く時間を少しでも長くするため、特別に係員を置き、人間によるきめ細かい操作ができるようにしています。ところが、この踏切で、重大な事故につながる危険性のあることが起きました。
それが起きたのは、20日の22時ごろ。中部国際空港から名鉄名古屋に向かう特急電車が神宮前駅を発車しました。本来なら、係員が踏切の遮断機を完全に降ろさないといけません。しかし、係員は、詰所でストーブの操作をしていたために、遮断機の操作をしていませんでした。遮断機は歩行者だけを通す「半開き」の状態で、特急が踏切に入ってきたのです。幸い、通行人がいなかったため、重大な事故にはなりませんでした。
普通、踏切は機械が自動的に遮断機を上げ下げするものですが、「開かずの踏切」の一部では、柔軟な対応ができる人間が操作します。しかし、2年前の東武竹ノ塚駅近くの踏切のように、一歩間違えれば重大な事故につながります。この解決には、鉄道の高架化などが必要となりますが、鉄道を動かすにしろ、道路を動かすにしろ、一筋縄でいかないのが現状です。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070222-00000306-yom-soci、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070222-00000095-jij-soci)
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Comments
みなさん、こんにちは。
名鉄神宮前駅に隣接するこの踏切ですが、4月にも同様の事故があったことを受けて、廃止されることになりました。
もともと踏切の北側に歩道橋がありますが、それとは別に自転車も利用できるエレベーター付きの歩道橋を建設します。歩道橋は2010年度に完成する見込みです。車は迂回することになります。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007081290072828.html)
Posted by: たべちゃん | 2007.08.12 11:27 AM