山谷がビジネスホテル街?
山谷<さんや>と言えば、東京の日雇い労働者の街。大阪で言えば、新今宮駅近くの釜ヶ崎です。この山谷にある宿は、日雇い労働者向けの「簡易宿泊所」でしたが、最近は変わりつつあります。外国人やビジネスマンに対応する、安いビジネスホテルができたのです。
その背景にあるのは、日雇い労働者の減少。不況で仕事がなくなり、日雇い労働者たちは生活保護に頼るようになりました。簡易宿泊所に泊まる客の半数以上が生活保護を受けています。宿の経営者にとって、これでは将来が不安です。そこで、宿の経営者は、設備を一新して、外国人(山谷は、浅草に近いところにあります)やビジネスマン向けのホテルに方向転換したのです。インターネット用のパソコンがあるホテルもあり、料金は3000円台。地価が安いので、これでも十分経営が成り立つそうです。
以前はどうしても避けたいようなところだったかもしれませんが、こうやってビジネスマンたちが泊まるようになれば、やがてそういう人を相手にした食堂なども発生してきます。仕事も出てきます。こうやって新しい店が出てくれば、従来のマイナスイメージを打ち破ることができるでしょう。
(参考:中日新聞1月22日夕刊 E版)
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