速度制限を強化する町
昨年10月、「制限速度見直しへ」という記事を書きました(トラックバックしています)。今度は逆に、速度制限を強化するところを取り上げます。
それは、川口市。きっかけは昨年9月に起きた交通事故です。この事故で、4人の保育園児がなくなりました。車を運転していた男は、当然業務上過失致死傷罪で起訴されたのですが、速度制限がネックになります。生活道路だったので、速度に関する標識はなく、制限速度は60キロです。事故当時、男は時速50キロ台で走っていたので、制限速度を守っていたことになります。
県の公安委員会は、事故後、付近の道路を時速30キロ制限にしました。しかし、岡村川口市長は、これを拡大し、全ての生活道路を時速30キロ制限にするための構造改革特区を申請しています。ただ、特区とは規制を緩和するものばかりであり、認められる可能性は低いようです。現状でも、県の公安委員会に要望すれば、速度制限ができることもその理由です。
車が主役の幹線道路は実態に合わせてもっと制限速度を上げてもいいですが、歩行者や自転車が混在する生活道路では逆の動きがあってもいいとは思います。特区を使うか、現状の方法で行くかはともかくとして。
(参考:中日新聞2月7日夕刊 E版)
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Comments
こんばんは。私の実家の近くにも、幹線道路の裏道として使用されている道があるんですが、その幹線道路からそのまま入れることもあって、結構速いスピードで通るクルマも少なくありません。私も時々通行しますが、川口で起きた事故現場の通りとほぼ同じ幅ということもあって、対向から猛スピードでやってくると、運転しているこちらも正直怖くなってしまいます。
もちろん通行するなというヤボなことは言えませんが、近隣には小学校もあるだけに、注意を払って走行して欲しいですね。
Posted by: mattoh | 2007.02.16 10:42 PM
mattohさん、こんばんは。
* 私の実家の近くにも、幹線道路の裏道として
裏道として使われている道路は、特に危ないですね。車は、幹線道路の延長みたいな感じで走っていますが、現実はそういう道路ではないのですから。
車だけが道路を走っているのではありません。歩行者も自転車もバイクも道路には、いるのです。
Posted by: たべちゃん | 2007.02.17 12:32 AM