キヨスクが閉店している理由
駅のホーム上にある売店、キヨスク。電車の待ち時間でちょっとした買い物をするのには便利なところです。しかし、利用者の多い駅でさえ、閉店しているキヨスクがあるのです。
その理由は、熟練した従業員の退職。キヨスクの売店の従業員は、100を超す商品の値段を暗記し、すばやく客に商品とつり銭とを渡すことができる、優れた技の持ち主なのです。
しかし、キヨスクはコンビニに押され(東日本自身、コンビニ(「NEWDAYS」)を運営しています)、採算が取れないようになってきました。そこで、東日本キヨスクは、売店の従業員を、正社員から契約社員やアルバイトへ切り替えることにしました。売店にはレジを置き、熟練した技がなくても、売店の仕事ができるようになっています。さらに、昨年8月から、正社員の早期退職を募集し、それに応募した400人が退職しました。それに対して、契約社員やアルバイトがあまり集まらず、このような事態を招いたのです。
目先の人件費の圧縮に気をとられたのでしょうか? でも、もともと閉鎖するつもりの店ならともかく、従業員がいたら営業するつもりだった店が閉まっているのは、企業にとっては大いなる損失です。店を閉めている間にも維持費は発生します。しかも、失った熟練した技は戻ってきません。
(参考:YOMIURI ONLINE http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_07041328.cfm)
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