長野電鉄、新旧特急電車の旅(3)
須坂行きの普通電車は、実はワンマン運転。しかし、車内に運賃箱はなく、運転士は駅で切符を集める気配はない。いわゆる都市型ワンマンなのだろう。須坂駅に隣接する車庫には、マルーンに塗られた2000系が休んでいた。
ここからが今日のメインイベント、特急「ゆけむり」だ。もともとは小田急のロマンスカーであったが、ハイデッカー構造のためバリアフリーに対応できず、製造されてから20年程度しか経っていないのにかかわらず小田急を追われ、4両という短い姿になって長野電鉄にやってきたのである。
特急「ゆけむり」に乗る。ほぼ満席だったが、何とか座ることができた。座席に座った瞬間、桃ワインの試飲。この列車に乗るまで知らなかったが、観光イベントをやっていたのだ。りんごワインもいただく。
信州中野で木島線の跡を見ながら右に曲がると、のどかな田園地帯に別れを告げ、急坂を登り始める。何度もぐねぐねと身をよじりながら登る。やがて「ゆけむり」はスイッチバックのなくなった終点、湯田中駅に到着した。(続く)
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