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June 2007

携帯の電話番号は覚えられないもの?

 ほとんどの人が持っている携帯電話。しかし、5人に1人は自分の携帯電話番号すら覚えていません。この事実は、NTT番号情報が実施した、「電話番号に関する意識調査」によってわかりました。

 インターネット上で行われたこの意識調査によると、9割以上の人が「最近電話番号を覚える機会が減った」と感じています。そして、その理由として、電話にメモリー機能があることを挙げています。もっとも、電池が切れてしまったら、せっかくのメモリー機能も役立ちません。

 自分の携帯電話番号すら覚えていない人が、2割もいるとは意外でしたね。私は、電話番号は覚えていますが、携帯電話のメールアドレスは覚えていません。無味乾燥な文字と数字の羅列が15桁も続くので、覚えにくいです。
(参考:RBB TODAY http://www.rbbtoday.com/news/20070628/43044.html)

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死刑回避のためなら何でもあり?

 1999年に起きた、「光市母子殺害事件」。最高裁から広島高裁に差し戻されて裁判が続けられています。

 26日から3日続けて公判が行われましたが、その中で被告(犯行当時、18歳の少年)は、これまでの裁判で認めていた起訴事実を全面的に否認しました。

 ところが、その供述内容は理解できません。「お母さんに甘えたい気持ちがあったので、性的暴行を加えた」「ドラえもんが何とかしてくれると思っていた」などと、常人では理解できるものではありません。

 被告がこのような供述をしたのは、「犯行当時、少年だった」という理由だけでは死刑を回避することができないと考えた弁護団側の入れ知恵によるものでしょうか? 精神的に問題があるように見せることにより、死刑を回避しようとしているのでしょうか? あまりにも意図が見え透いて逆効果です。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070627-00000915-san-soci)

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ボーナス「自主返納」で解決?

 5000万件以上もの社会保険料納付記録不備が見つかり、揺れに揺れている社会保険庁。政府も与党も揺れ、内閣の支持率はあっという間に低下。来月に参院選選挙を控え(何とか1週間は先送りしましたが)、どうにもならない状況です。

 そのような状況の下、社会保険庁の村瀬長官は、社会保険庁職員の夏のボーナスの一部を自主返納させることを求めました。自主返納の対象は、幹部クラスに留まらず、今年入ったばかりの新人を含めて、全員です。

 一応はボーナスを自主的に返納させるという形をとっていますが、この「自主返納」に応じない職員は、塩崎官房長官の話によれば、社会保険庁廃止後につくられる「日本年金機構」の職員に採用されないようです。そういうように言われると、嫌でも「自主返納」に応じざるを得ない、というのが実情ですね。

 もっとも、ボーナスを自主返納したら、年金問題が解決できるわけではありません。単なるポーズです。もっと重要なことは、(1年でできるとはとても思えないのですが)社会保険料納付記録不備を解明すること。そして、今後このような問題が起きないように、年金のありかたを見直すことです。若い人が減り、高齢者がますます増える状況では、今のままでの年金の維持は難しいでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070625-00000110-mai-pol、中日新聞6月27日朝刊 12版)

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ホームページ更新のお知らせ(07年6月23日)

 昨日、リンクの変更を行いました。

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「食育」には自信があるようで

 朝食用のシリアルで有名な日本ケロッグが、「食育」について、小学生の子を持つ母親と学校の栄養士に調査を行いました。

 「食育」が最も必要な人は誰か(複数回答可)、という質問に対して、約8割の栄養士は親に対する「食育」が必要だと答えましたが、親に対する「食育」が必要だと答えた母親は約45%に留まりました。

 自分のやっていることに自信があればいいのですが、本当に大丈夫かな? 子供に正しいことを教えるには、まず親が手本を見せる必要があるのですが。
(参考:時事ドットコム http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=soc_30&k=2007062300075)

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携帯を買い替えても安くはならない?

 みなさん、こんばんは。

 東京のブランド総合研究所の調査によれば、携帯電話を買い替えるときに料金を重要視した人が約55%いました。しかし、約3割の人が、買い替え後の通話料のほうが当初の予想よりも高くなったと答えています。買い替え先の会社別で見ると、ソフトバンクに替えた人の約75%が安くなったと感じていましたが、ドコモは約35%、auは約40%しか安くなったと感じた人はいないようです。

 携帯電話を買い替えると、今まで使えなかった新しい機能がついてきます。そういうものを試しているうちに通信料がかかり、思ったよりも携帯電話料金が下がらない、場合によっては逆に上がる人もいる。そのあたりに原因があるのかもしれません。
(参考:中日新聞6月21日朝刊 12版)

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ロッテが四国アイランドリーグのチーム買収?

 千葉ロッテマリーンズは、四国アイランドリーグの中で親会社が見つかっていない唯一のチーム、高知を買収することを考えているようです。

 千葉ロッテの狙いは、育成選手を大量に獲得して、その練習の場として使うこと。バレンタイン監督は、今年のドラフトで30人を獲得し、そのうち20人を四国アイランドリーグでプレーさせるようです。ここで活躍すれば、一軍に上がれるわけです。

 もっとも、課題はたくさんあります。育成選手(一応、獲得する人数には決まりがないようですが)をたくさん獲得することによる社会人野球への影響、四国アイランドリーグに派遣された育成選手の扱い(千葉ロッテの選手? それとも、高知の選手?)などです。探せばまだまだ問題点は出てくるでしょう。今までに例のないことですから。

 ただ、日本のプロ野球は一軍と二軍しかなく、選手層は薄いです。サッカーみたいに、ユースチームみたいなものはありません。千葉ロッテによる買収は、その解決になる可能性もあることは事実です。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/news/20070618ie26.htm)

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ホームページ更新のお知らせ(07年6月17日)

 昨日、10年前に東北に行ったときの旅行記「97 東北 出会いと別れ」を書き足し、完成させました。

 これで2002年から書き始めた、ホームページ開設(98年)以前の古い旅行記を全て書くことができました。

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忙しい先生

 学校の先生といえば、授業は15時ぐらいで終わり、夏休みや冬休みがあるので一見、楽なように見えます。しかし、日本の先生は結構忙しいのです。

 その原因は、授業以外の仕事が多いこと。日教組が日本を含む7か国の教師の仕事をアンケート方式で調査したところ、授業以外の仕事の数は、日本の教師が一番多かったようです。部活動や生徒会から食生活の指導まで、やらなければならない仕事はたくさんあるようです。保護者への対応も頭を悩ませますし、わけのわからない報告を求められるのはしょっちゅうです。中にはあまり仕事をしない先生もいます。そういう先生もなかなかクビにはできません。それでも1人前としてカウントされますので、その先生の分の仕事はほかの人に回って来るのです。

 どこでも楽な仕事はないとは思いますが、世間様が思っているほど、教師の仕事は楽ではないようです。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070609i505.htm)

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スティール・パートナーズ

 スティール・パートナーズとかいうアメリカの投資ファンドが日本の会社の株を買い占めています。

 スティール・パートナーズの代表は、12日に東京都内で開かれた記者会見で「日本の経営陣を助けに来た」と発言しましたが、株式を買い進めている会社は、むしろ経営のよい、儲かっている会社。助けを借りなければ会社の存続に関わるという危機的な状況ではありません。言っていることとやっていることは矛盾しているのです。

 狙いは当然のことながら、会社にたまっている内部留保を配当という形で吐き出させること。配当を出させてしまえば、あとはその会社がどうなってもいいのです。スティール・パートナーズが「スチール」・パートナーズに見えてきます。

 スティール・パートナーズは投資ファンドですから、じっくりと会社の成長を見守るようなことはできません。人から預かったお金をいかに運用するかが問われているのです。出資者に還元できないようなら、経営陣は解任されてしまいます。代表にはその焦りがあるのでしょう。出資者からのプレッシャーは相当なものだと思われます。

 会社は投資家のためだけに存在するのではありません。出資者・経営者・労働者・そして社会全体がともに利益を分かち合ってこそ価値があるものです。単に会社にたまっている利益を吐き出させるための投資家は社会全体の役には立たないのです。
(参考:gooニュース http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/business/CO2007061201000572.html)

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パソコンの調子

 ここのところ、時々パソコンの画像が乱れます。青色の部分だけがずれて画面上に映るのです。

 このパソコンを買ってもうすぐ5年。買い替えの時期が近づいているのかな?

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信越線・北陸線が廃止になる?

 上越市議会の与党会派「昆風」は先月25日、北陸新幹線開業(2014年度開業予定)と同時に、信越線脇野田-長野県境間と北陸線直江津-糸魚川間を廃止し、バス運行に切り替える提案書を木浦市長に提出しました。

 この背景にあるのが、今年1月に県や沿線自治体などがまとめた報告書。信越線直江津-妙高高原間と北陸線直江津-市振間を第3セクターとして運行した場合、沿線自治体は30年間で400億円近い赤字を負担しなければならないのです。

 並行在来線の赤字の問題は、新幹線を誘致した段階でわかりきったことです。そんな負担に耐えられないのなら、最初から新幹線を断ればよかったのです(余ったお金で北海道・九州新幹線の整備に専念できます)。しかも、ローカル輸送しかない信越線はともかく、北陸線から特急はなくなっても(「トワイライトエクスプレス」は残るかな?)貨物輸送が廃止になることはありえません。沿線自治体の都合だけで廃止にできる路線ではないのです。
(参考:MSNニュース http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/niigata/news/20070526ddlk15010368000c.html)

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桑田投手、ついにメジャー昇格

 昨年末に巨人を退団し、夢の大リーグを目指してアメリカに渡った桑田投手。ここ近年は低迷していたため、大リーグで投げることは難しいと思われていました。ところが、この桑田投手、オープン戦で好投を続けます。しかし、大リーグのメンバーに残るかと思われた途端、開幕直前のオープン戦で怪我をしてしまいます。39歳の桑田投手にとっては選手生命に関わる怪我です。

 桑田投手は懸命にリハビリに励みます。怪我から復帰して1日に3Aに合流すると、好投を続け、ついにメジャーに昇格することになりました。桑田投手の所属するパイレーツの投手陣が怪我人だらけという事情はありますが、それでも大リーグに昇格したことは事実です。巨人で長年やってきた先発ではなく、中継ぎでの登板になると思われますが、優れた制球力と投球術でピンチを防ぐ、そういうプレーがもうすぐ大リーグで見られることでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070610-00000027-nks-base)

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あおなみ線、不振の理由は

 開業から2年半、厳しい経営が続くあおなみ線。不振の原因を探るべく、名古屋市は市民(あおなみ線沿線住民以外も含む)にアンケートを行いました。

 それによれば、あおなみ線不振の原因として名古屋駅止まりであることをあげている人が多くいました。しかし、名古屋駅を接続としたこと自体は誤りではありません。JRの貨物線を流用した以上、栄に行くのは無茶な話です。名鉄も近鉄も名古屋駅をターミナルとしています。栄より名古屋駅のほうが近いので、名古屋駅に向かうのは自然な話です。名古屋駅を無視するほうがおかしいです。

 問題は名古屋駅の位置ですね。新幹線の改札からさらに奥まったところでは、地下鉄など各線の乗り換えは不便ですね。発展しているのは東側。最近建っている高層ビルも全部東側です。あおなみ線の改札からは遠いです。

 関西線ホームを切り欠きホームに改造して、あおなみ線のホームをつくるなどしたほうがよかったのではないでしょうか? あおなみ線は名古屋市の第3セクターがつくったので、独自の改札にしたかったのでしょうが、利用者にとっては不便な結果を強いることになりました。JR東海(もしくは東海交通事業)が市から委託を受けて運営したほうがよかったのかもしれません。

 あおなみ線は、昨年廃止になった「ピーチライナー」とは違って、それなりの乗客はいます。バスでも運べる程度の客しか乗っていないということはありません。沿線も住宅や工場ばかりです。朝のラッシュ時でも10分に1本ぐらいなので、単線のままでもよかったのかもしれません。複線にする費用で、名古屋駅のポジションをよくしたほうがよかったのではないかと思います。


 あおなみ線は、当初予測の1/3しか乗っていないのですが、それでも2万人の利用者がいます。バスでは到底、運ぶことができません。しかも、線路は大部分が貨物線の流用。土地買収のコストがかからない分、安く上がりそうなものですが、どこに費用がかかったのでしょうか? 不思議なところです。6万人も乗らないとペイしない計画も不思議なものですが(計画が大きすぎたのでしょう)。
(参考:名古屋市ホームページ http://www.city.nagoya.jp/shisei/koho/monitor/nagoya00037841.html)

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手術も生中継

 毎日のように野球やサッカーなどのスポーツの生中継は行われますが、手術の世界にも生中継があるようです。しかも、執刀医は手術中に、生中継を見ているほかの医師からの質問を受け付けます。しかし、手術を受けているのは生身の人間。場合によってはうまくいかない場合があります。

 昨年9月に愛知県内の病院で手術の生中継がありました。病名は胸腹部大動脈瘤<りゅう>、大動脈の一部が膨らむ病気です。大動脈の一部を切り取り、人工血管を入れる予定でしたが、心臓近くの大動脈が裂けて出血し(この時点で生中継は中止しました)、患者は2日後に死亡しました。なお、手術の途中で中継会場にいた医師から手術方法について異論が出ましたが、執刀医はそれに反論しながら手術を行っていたようです。

 手術を行った病院側によれば、患者側には事前に手術の内容を生中継することについて了承を得、結果として手術が失敗に終わったことについても特段の抗議はないようです。ただ、手術を行った病院側は否定していますが、手術が生中継で行われ、しかも質問という形でほかからの「雑音」が入ってくる状況では、執刀医も生中継手術を引き受けた段階でそれなりに覚悟しているとは思いますが、やりにくいのではなかったかと思われます。
(参考:中日新聞6月6日朝刊 12版)

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中途半端なリニア

 1ヶ月以上前のことなのですが、JR東海の松本社長は、2025年に首都圏と中京圏との間(具体的な場所は未定)でリニア新幹線を開業させる方針を明らかにしました。現在、山梨県に20キロ弱の実験線があるのですが、それを東西に延長させるのです。

 でも、名古屋止まりとは中途半端ですね。大阪まであれば航空機からの移転が考えられますが、名古屋までならそのようなことは全くありません。減るのは、東海道新幹線の客だけです。

 かかる費用も莫大です。リニアという、既存の鉄道とは全く違う規格なので、首都圏や関西圏の用地買収の手間はかなりかかります。費用を節約するために、東京や大阪の都心に乗り入れないという選択はできません。

 よく「東海地震のことを考えると、リニア新幹線が必要だ」という声もありますが、名古屋を通る時点で無意味です。名古屋も、震度6が予想される危険地帯です。山梨県や長野県伊那地域も当てはまります。静岡を通らないので壊滅的な被害はないでしょうが、一時的にはストップする危険性があります。

 それを考えると、敦賀までは何とかできそうな北陸新幹線を大阪まで延長し、遠回りですが東西を直結するほうが先です。敦賀までは新幹線を欲しがる沿線の自治体がある程度(1/3)負担しますから、100%国費で完全に負担すればいいのは敦賀-大阪間だけです。現状では北陸新幹線は金沢か福井止まりのローカル新幹線ですが、大阪まで伸びれば北海道新幹線と並ぶ「幹」の新幹線になります。抜本的とは言いませんが、混雑する東海道新幹線の多少のガス抜きにはなります。中央新幹線は、北海道新幹線・北陸新幹線が完成してからの話ですね。
(参考:YOMIURI ONLINE http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/070427_0.htm)

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参宮線廃止提案の愚かさ

 伊勢神宮では20年に一度、遷宮というものが行われます。建物を新しくつくり、装束などの備品も新調します。次の遷宮は2013年。すでにその準備は進んでいますが、クライマックスの2013年には多くの観光客が訪れるといわれています。

 観光客が多く訪れると、道路は渋滞します。毎年正月など観光客の多い時期は、かなり混みあいます。2013年は、もっと混みあうことでしょう。

 そこで、赤福会長(伊勢商工会議所会頭でもあります)の浜田氏は、驚く提案をしました。なんと参宮線を廃止し、伊勢市駅に隣接する車庫に1000台分の駐車場をつくろうというのです。

 しかし、この提案は無意味なものです。たくさんの観光客が押し寄せるのならば、車よりも鉄道のほうが有利です。鉄道ではなく車を使うことによって、さらに市内の渋滞は悪化します。また、駐車場スペースとして駅に隣接する車庫が欲しいとしても、それで参宮線自体を廃止するのは愚の骨頂です。車庫をほかのところに移せば済む話です(移転費用は伊勢市の負担になりますが)。遠方から車で来る人に対しては、正月にやっているように、有料道路に隣接するサンアリーナをパークアンドライドの駐車場にすればいいのです。

 分割民営化後、JRに1時間に1本とはいえ、快速「みえ」が走っているので、近鉄とJR東海は競争が働いています。ところが、参宮線が廃止になったらどうなるでしょう。近鉄は独占企業になります。観光地なので特急が減るということはないでしょうが、急行は通勤ラッシュ時を除いて運転されないようになるかもしれません。

 参宮線は、存在価値のないローカル線ではありません。特急に準ずる快速がコンスタントに走っている路線です。JR東海には、快速「みえ」の増結をお願いしたほうがはるかに混雑対策になります。
(参考:asahi.com http://www.asahi.com/life/update/0526/NGY200705250010.html)

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名古屋発東北経由粉河行き(10)

 今回の旅の最終ランナーは「きたぐに」。A寝台から自由席までバラエティに富んだ珍しい存在だ。これで客車なら昔の夜行急行みたい。北陸新幹線金沢開業時が転機となるのだろうか?

 車両はかなりくたびれた583系。発車30分前に列車はホームに入ってくる。最近はターミナル駅のホームに余裕がないせいか、始発駅でも発車直前に入ってきて、すぐに発車してしまうケースが多いが、この余裕はうれしい。夜行列車のため車内販売はないが(運行する時間帯を考えると当然だろう)、30分もあれば駅を出てコンビニまで買い物に出かけることもできる。

 「きたぐに」は深夜になってもこまめに停まる。大阪行きの「きたぐに」は、長岡で新幹線からの乗り継ぎ客を乗せ、北陸からは関西空港に向かう流れがあるが(大きなトランクを持っているのでよくわかる)、今回はどちらも目立った動きは見られなかった。北陸から大阪に向かう夜行バスに食われているのだろうか? 終点の大阪までボックスを占領することができたのはありがたいことだが、客が以前より減っている印象があったのはうれしくないことだ。

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