「ラピート」復活か?
難波と関西空港を結ぶ南海の特急「ラピート」は、飛行機みたいなかっこいいボディが特徴。1995年度は1日約8400人が利用しました。しかし、その後は利用が低迷し、2003年度には約半分の1日約4500人にまで落ち込みました。
そこで出された対策が、沿線の乗客をこまめに拾うこと。2003年にノンストップの「ラピートα」を新今宮・泉佐野などに停め、2005年にはほとんどの「ラピート」が主要駅停車タイプになりました。堺・岸和田を通過する「ラピートα」は、平日朝の関西空港行きの3本のみです。また、これと同時に、泉佐野-関西空港間の特急料金を100円にしました。このことにより、利用者は増え始めたのです。
現状の特急・空港急行または区間急行・普通が15分毎に発車するダイヤからすれば、2両のみを指定席として残し、残りをロングシートの自由席に改造したほうがよいでしょう。かなりの大改造ですが、走り始めてから10年少々で廃車にするのももったいなさそうです。
もっとも、「ラピート」の利用者が低迷した根本的な原因は、関空の利用が低迷していること。原因はもちろん、伊丹空港の存在。すでに代替空港である関空が開業して久しいにもかかわらず、存続しています。ここにメスを入れないと「ラピート」の本格的な復活はならないでしょう。
(参考:asahi.com http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200706260014.html)
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