「対距離料金制」は実質値上げ?
阪神高速道路公社は21日、「対距離料金制」による新料金案を公表しました。
それによれば、阪神東・西・南線ともに初乗りは400円、上限はそれぞれ1200円、1000円、600円となります。短距離ならともかく、長距離の利用なら最大で倍の値上げになります。また、料金圏が3つに分かれたままになりますから、複数の料金圏にまたがる利用では、依然として割高な高速料金を払うことになります。これで「得した」と思える人は少ないでしょう。
ちなみに、現金で支払う場合の料金設定はまだ決まっていません。(同じ時期に「対距離料金制」に移行する)首都高速のように距離に関わらず上限額を徴収することも想定されます。
(参考:神戸新聞NEXT http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000642685.shtml)
| Permalink | 0
「道路、車」カテゴリの記事
- 高速道路、時間帯によって料金を変える(2024.05.12)
- 「上瀬谷ライン」の代替案は連節バス(2024.03.17)
- 高速道路が有料に(2024.02.23)
- ライドシェアは過疎地のみの限定で良い(2023.11.06)
- 圏央道、次のパーキングエリアまで76キロ(2023.11.05)
Comments
やっぱりこのときが来たかという感じです。
私の実家の場合、西名阪方面の親戚宅に行くことがありその際は豊中から松原まで相当の距離を700円で乗っておりますので、それが値上げなのか…。とはいえ年に1回程度なのですが。
(ちなみにその親戚宅から舞鶴方面へ行く場合、国道経由の場合は池田市木部まで高速でいけるのでもっと距離は長い)
導入の際にはETC割引制度とセットにしないと反発が避けられないような気がしますがどうなるんでしょうかね。
Posted by: 金蘭千里OB | 2007.09.24 09:31 PM
こんばんは。
* 私の実家の場合、西名阪方面の親戚宅に行くことがあり
均一区間をうまく利用するケースは多いですね。私も岸和田の実家から阪神高速を利用するときは、(阪神東線の南端の)助松から入ります。
「ETC利用者に限り、短距離の利用を値下げする」なら話はわかりますが、こんな新料金案では理解は得られないですね。
Posted by: たべちゃん | 2007.09.24 10:20 PM
>複数の料金圏にまたがる利用
これは均一料金制を取りつつ、長距離利用には応分に負担を願うという、妥協の制度かと思っていたのですが、距離制を採っても料金の区界は残ってしまうのですね。
Posted by: ちゃいにーず | 2007.09.27 08:25 PM
ちゃいにーずさん、こんばんは。
* 距離制を採っても料金の区界は残ってしまうのですね。
どうやら、そのようです。妙な話ですね。
Posted by: たべちゃん | 2007.09.27 09:30 PM
同じ時期に対距離料金制に移行する首都高速は、距離に関わらず上限額を徴収されずに済むETC代替システムを試作しました。
名前は「首都高X」。ETCのように料金所を通過することはできず、立ち止まらないといけないですが、ほかの現金客と違い、いつも最高額を支払う必要はありません。なお、レンタル料や利用手数料の支払いが必要です(3000円から4000円程度)。
割引サービスが受けられないことを考えると、ある程度使うユーザーなら普通のETCを買ったほうがいいですね。
(参考:日本経済新聞10月23日朝刊 14版)
Posted by: たべちゃん | 2007.10.23 09:43 PM
首都高速と阪神高速で今年度からの導入を目指していた、「対距離料金制」の導入は、来年度以降になることになりました。実質的には値上げになるケースが多く、利用者の反発を招いていたからです。
首都高速などは「短距離の場合は安くなる」とPRしていましたが、そういう利用の仕方は、はっきりいって少ないですね。
(参考:@niftyニュース http://news.nifty.com/cs/domestic/governmentdetail/mainichi-2008082800m123/1.htm)
Posted by: たべちゃん | 2008.08.28 09:53 PM