まず最初に、伊賀鉄道・養老鉄道設立の背景から述べることにする。
近鉄の通学定期は驚くほど安く、週に1回乗れば十分元が取れる区間もある。通勤定期や普通乗車券での利用も多い大阪線などの幹線ならともかく、大人になれば車を持つのが当たり前のローカル線の利用者は、異様に安い通学定期を持った高校生ぐらいしかない。採算が取れないのは当たり前だ。
そういうわけで伊賀線・養老線は近鉄から分離され、伊賀鉄道・養老鉄道として再出発することになった。ただ、分離されたとは言っても、車両や駅などの固定資産は近鉄が保有し、両社の株式はほとんど近鉄が持っているので(近鉄は伊賀鉄道の98%、養老鉄道の100%の株式を保有)、補助金の受け皿という側面もある。(続く)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (0)
おはようございます。先週の日曜日(21日)、大阪からの帰りに、今月1日に近鉄から分離した伊賀鉄道・養老鉄道に乗ってきました。
明日から何回かに分けて、そのときの旅行記を書きます。
| Permalink | 0
|
| TrackBack (1)
以前、このような記事を書きましたが、時速300キロで走る「のぞみ」専用の500系は、「ひかり」を通り越して山陽新幹線の「こだま」用として使われることになりました。
「500系こだま」として使われるのは、16両編成のうち、先頭車を含めた8両。残りの8両は廃車になります。500系は人気の高い車両ですが、座席配置がN700系などほかの東海道新幹線を走る車両と微妙に違うことからJR東海に嫌われているようです(人気が高いのに嫉妬した?)。500系の代わりに「のぞみ」として走るのが、続々と投入されているN700系です。
九州新幹線の全線開通に伴い、「ひかりレールスター」として使われている700系も「こだま」用に使われることになるようです。そこで代わりに引退するのが、0系新幹線。せっかくだから、引退するときには、元のオリジナルな塗装に戻してもらいたいですね。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/071020/sty0710200915001-n1.htm)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (3)
以前に2回取り上げた(「特急が地下鉄から直通運転」と「小田急、地下鉄直通特急はVSE風」)、小田急の地下鉄直通ロマンスカー。来年3月から運転が開始される予定ですが、この度、その運転計画が明らかになりました。
平日は、通勤時間帯に上下合わせて4本を運転します。地下鉄線内の停車駅は、北千住・大手町・霞ケ関・表参道です。小田急と地下鉄の接続駅、代々木上原は乗務員交代のための停車で、乗客が乗降することができません。また、地下鉄区間に入ると特急料金が200円加算されますが、地下鉄区間内のみの特急利用もできません。
休日のダイヤは大きく変わります。観光客用に、北千住と箱根湯本間(2往復)を結ぶ特急が運転されます(そのほかに、北千住-本厚木間を1往復運転)。さらに、休日のうち30日程度については、有楽町線の新木場に向かうのも設定されます(北千住-本厚木間の1往復の振替)。代々木上原で接続する地下鉄は千代田線、それに対して新木場は有楽町線。どこを通るのでしょうか? 一般の人には知られていない、特殊な連絡線があるのでしょうか?
(参考:小田急ホームページ http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/3093_2181188_.pdf)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (5)
最近、電球の交換などの雑用を引き受ける商売があるようです。
電球の交換を行うのは、今月初めに開業したばかりの、ホームセンターのカインズ伊勢崎店。電球の交換は1200円から行います(ほかに、水道のパッキンなどの交換も行います。水道のパッキンの交換は2000円からです)。開業してから10日ほどで、約15件の注文がありました。店側は、今後の利用者増に期待しています。
高齢化は進み、電球の取り付けも自分ではできない人が確実に増えていきます。このようなサービスをやらないといけないのは、ホームセンターではなく、むしろ町の商店です。郊外のホームセンターのような大型店には、どうやっても価格では対抗できないのですから。
(参考:日本経済新聞10月18日朝刊 14版)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (0)
機種にこだわらなければ、携帯電話は販売店で1円で買うことができます。もちろん、1円で携帯電話をつくることはできません。携帯電話会社が携帯電話の販売店に補助金を出しているのです。携帯電話会社は、毎月の利用料を高めに設定することにより、代金を回収しています。携帯電話会社は、大体2年で補助金の負担額を回収することができるようです。
しかし、この方法では同じ携帯電話を長く使い続ける人が不利になります。総務省の研究会がそのように指摘したのを受け、携帯電話会社は新しい料金プランを設定しました。3社とも内容は異なりますが、毎月の利用料は安くなります。au以外は、携帯電話を割賦販売する方式も取り入れています。
ところで先日、auから新しい料金プランの通知が来ました。auの特徴は、今までとは違う新しい料金体制にしたことです。新しい料金プランの対象は、11月12日以降に携帯電話を新規購入したり機種変更したりした人です。ただ、プランが増えた分、従来に比べて料金プランの選択が難しくなりました。無料通話や割引サービスがないため、使い方によっては、新しいプランのほうが割高になるケースもあるからです。
携帯電話の機能も、料金も、シンプルなほうがいいですね。
(参考:日本経済新聞10月17日朝刊 14版)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (1)
忙しい現代人にとって、野菜ジュースはありがたい存在。中にはコップ1杯分の野菜ジュースを飲むだけで、1日分の野菜を取ることができるということを売りにしている商品もあります。
しかし、過信してはいけません。名古屋市消費生活センターの実施した成分分析によれば、野菜ジュースにはそれほどの栄養がないようです。使われている野菜の量の割には、カロチンなどの栄養はあまりないようです。
余裕のあるときには、ジュースではなく、野菜そのものを食べたほうがいいのでしょうね。
(参考:asahi.com http://www.asahi.com/life/update/1011/TKY200710110446.html?ref=goo)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (0)
と言えば、「支店長」なのですが、その常識が変わるかもしれません。
りそな銀行は、来年度から支店長の役職を廃止する方向で検討を進めています。すでに15日には、一部の店舗で試験的に支店長を廃止しました。
支店長を廃止する理由は、行員等の管理で支店長の負担がますます重くなっていること。これからは、内部を担当する責任者と営業担当の責任者の2種類が生まれるようです。
結局、支店で一番偉い人は誰になるのかな? いろいろな会社でよく見られる、カタカナの役職名といい、外部の人にとっては判断がつかないものが多いです。
(参考:BizPlus http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/top/index.cfm?i=2007101400917b1)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (0)
固定資産税は、市町村にとって大切な税金。しかし、納税者が登記しない限り、大きな建物でも課税漏れになってしまいます。これまでは、職員が市内を巡回して固定資産税の課税漏れを防いでいましたが、職員の数が限られているので、課税漏れとなる建物がたくさんありました。
そこで富田林市は、新たな方法を考えました。航空写真と家屋図(固定資産税の課税物件が記載されたもの)をパソコンの端末上で重ね合わせて照合することにより、課税漏れとなっていた建物約500件を発見することができました。新たに把握した建物については、5年間遡って徴収することができるので、少なくとも数千万円の税収が見込めるようです。府内のほかの市でも、このシステムを採用しようとする市が出て来ているようです。
正直に申告したものが損をし、隠し通しているものが得をするということがあってはなりません。いろいろな方法で、課税漏れを防いでいただきたいものです。
(参考:asahi.com http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200710130050.html)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (0)
伊勢の名物として非常に有名な「赤福」。今年でちょうど創業300年を迎える、老舗の企業です。しかし、その赤福、大きなピンチを迎えています。
12日に、店頭に並べる前の商品を冷凍保存した後、販売の直前に解凍し、その解凍の時期を以って製造日とし、製造日と消費期限を改ざんしていた事実が報道されました。一連の問題が初めて明るみに出たのです。そのときは、売れ残りについてはほかに転用はしていないと農水省に報告していました。しかし、事実は異なっていました。売れ残った商品についても、冷凍保存したり、あんと餅にばらして子会社にあんを販売していたのです。三重県は、今日、赤福に対して、無期限の営業禁止処分を行いました。
有名企業の赤福でも、営業ができなかったら収入源を絶たれてしまいます。長い間信用を築き上げていた老舗も、それを失うのはあっという間。もう二度と赤福を口にすることができなくなるかもしれません。
(参考:日本経済新聞10月19日朝刊 14版)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (0)
新幹線に対抗して名阪間を約2時間で結ぶ、近鉄の「アーバンライナー」。ビジネスマンや観光客にとって大事な足となっています。私も最近、よく使っています。その名阪特急、実は今年、誕生してからちょうど60周年を迎えます。もっとも、1959年までは、名古屋線は狭軌だったため、中川での乗換えが必要でした。
さて、月曜日に乗った「アーバンライナーnext」には、名阪特急60周年を記念するロゴマークがついていました。車内に入り、1号車を見ると、喫煙室が閉鎖されていました。中をよく見ると車内販売用のワゴンがありました。しかし、残念ながら平日。車内販売はありませんでした。
(注) 写真は10月17日に撮影したものです。
| Permalink | 0
|
| TrackBack (1)
関西のJRでは、新快速は大きなブランド。東は北陸敦賀から、西は播州赤穂まで最高時速130キロで結んでいます。ですから、新快速が停まるのと停まらないのとでは大違い。長浜や敦賀のように、直流電化に変えてまで新快速を呼ぶところもあります。
このような中、新たに新快速の停車駅になろうとしている駅があります。利用者が増えている琵琶湖線の南草津と栗東。初めて知ったのですが、南草津駅の利用者は、大津駅を上回っているのです。立命館大学や企業があるため、1994年に新設された駅にもかかわらず利用者は多いのです。
確かに優等列車に停車してもらいたい気持ちはわかります。優等列車が停車することにより、途中駅の利便性が向上することもあります。でも、最近は優等列車の追加駅が多く、追加停車に疑問符がつくような駅にも停まることがよくあります。例えば阪急京都線の特急なんかは、一昔前の急行みたいなものですね。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071009-00000008-kyt-l25&kz=l25)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (1)
西東京市の「西東京いこいの森公園」には地面に埋め込まれた噴水があり、子供たちが水の間を縫って遊ぶことが出来るようになっています。しかし、その噴水、水が出てきません。裁判で負けてしまったからです。
裁判に訴えたのは公園近くに住む女性。病気のため家にいるようですが、噴水で遊ぶ子供の声などが精神的苦痛をもたらすとして、市に噴水の使用などを止める仮処分を東京地裁八王子支部に申請し、1日に認められました。市は、2日から噴水の使用を停止しています。
都の条例では、公園付近での騒音規制基準を50デシベルと定めていましたが、噴水で遊ぶ子供の声は60デシベルと高く、それを以て仮処分を認めたようです。でも、公園での子供の声がうるさいと認定されたら、一体、子供たちはどこで遊べばいいのでしょうか? 家の中にずっといればいいのでしょうか?
(参考:gooニュース http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2007100501680.html)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (1)
福岡で昨年8月に起きた飲酒ひき逃げ死亡事故。この事故で、追突された車に乗っていた3人の幼児が死亡しました。当然運転手は逮捕され、刑事裁判を受けています。これまで、検察側は最高刑が懲役25年になる危険運転致死傷罪の適用を求め、これに対して弁護側は飲酒による運転への影響はなかったとして、最高刑が7年半の業務上過失致死傷にしか当たらないと主張してきました。
ところが、2日に行われた公判で、弁護側は主張を変更します。被害者は居眠り運転をしていたと言うのです。被害者側の車が遅かったこと、ぶつかってから海に転落するまでにブレーキをかけるなどの行為をとっていないこと、などをその理由に挙げています。もちろん、検察側は居眠り運転の事実を否定しています。
弁護士は、依頼人の利益になるように努力することが職務です。ですから、飲酒運転を行った被告の弁護をすることは当然の仕事なのですが、今回の主張は理解に苦しみますね。加害者は後からぶつかったのですから、被害者の車が回避することが予測できない蛇行運転をしていない限り、加害者の責任は重いのは明らかです。
(参考:Infoseekニュース http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/20071003jcast2007211917)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (0)
昨晩、タイガースはベイスターズに勝ち、ようやくクライマックス・シリーズに進出することが決まりました。一時は、2年ぶりの優勝を期待させるほどの勢いでしたが、その後は連敗続きで、3位確保も危ぶまれるほどでした。
やはり課題は、JFKにおんぶにだっこの投手陣。先発が完投することはめったになく(そのため、規定投球回数に達したものは誰もいない)、JFKが毎日のように出てきます。JFKは優秀な抑えでありますが、酷使されています。たまには休ませてあげたいものです。
野手も問題がないわけではありません。チャンスになるとなぜか打てないのです。効率よく点を稼ぎ、JFKを出さなくてもやっていけるように援護しないといけないですね。
聞くところによると、野手はけが人だらけのようです。あと2試合は、若手に任せてレギュラーは休養に充てたほうがよいでしょう。投手も、疲れが見えるJFKを休ませておきたいところです。でも、藤川投手は最優秀救援投手のタイトルがかかっているから休ませられないかな?
| Permalink | 0
|
| TrackBack (1)
かつて道路特定財源を一般財源化するという話がありましたが、どうやら雲行きが怪しくなっています。
と言うのも、道路特定財源を道路整備以外に使うにしても、福祉や老人医療という全く関係ない分野ではなく、環境など道路に関連するものに充てるべきだという考えが政府内にあるからです。以前の政府・与党合意が「骨抜き」になってしまう危険性もあります。
揮発油税や自動車重量税は車に乗る人にとってはかなりの負担です。道路特定財源を道路整備以外に回すのなら、揮発油税などを本来の税率に戻すべきだ(道路整備促進のため本来より高い税率にしている)、という意見があります。しかし、税金を安くしたらどうなるでしょう? ますます自動車の利用が進み、環境汚染・渋滞による社会的損失がますます増大します。
地球の将来のためにも、揮発油税などは高くしたほうがよいでしょう。その間に、鉄道など公共交通機関の整備が進めばさらによくなります。
(参考:日本経済新聞9月27日朝刊 14版)
| Permalink | 0
|
| TrackBack (2)
Recent Comments