伊賀鉄道・養老鉄道訪問記(1)
まず最初に、伊賀鉄道・養老鉄道設立の背景から述べることにする。
近鉄の通学定期は驚くほど安く、週に1回乗れば十分元が取れる区間もある。通勤定期や普通乗車券での利用も多い大阪線などの幹線ならともかく、大人になれば車を持つのが当たり前のローカル線の利用者は、異様に安い通学定期を持った高校生ぐらいしかない。採算が取れないのは当たり前だ。
そういうわけで伊賀線・養老線は近鉄から分離され、伊賀鉄道・養老鉄道として再出発することになった。ただ、分離されたとは言っても、車両や駅などの固定資産は近鉄が保有し、両社の株式はほとんど近鉄が持っているので(近鉄は伊賀鉄道の98%、養老鉄道の100%の株式を保有)、補助金の受け皿という側面もある。(続く)
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