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直下型地震で死者4万人

 少し前のことですが、中央防災会議が、近畿・中部圏直下型地震の被害想定をまとめました。今までの想定を上回る大きな被害が予想されます。

 一番大きな被害が想定されるのは、大阪湾沿岸部を縦断する上町断層帯が起こす地震。M7.6が予想され、大阪市や堺市で震度7が観測されます。死者は最悪の場合、4.2万人となります(地震が冬の5時に発生、風速15メートルのケース)。なお、全壊・焼失する家屋は最大で97万戸になります(正午発生のケース)。首都圏直下型地震や東南海・南海地震より被害は大きいです。

 中部圏直下型地震にもいえることですが、首都圏直下型地震との違いは、建物倒壊による被害が大きいこと(首都圏の場合は、火災の被害のほうが大きいです)。大阪市東部などに存在する、古くからの住宅街には、現在の耐震基準を満たしていない古い木造家屋が多く、それが被害を大きくしているようです。

 上町断層帯については昨年、大阪府と大阪市が共同で被害の予測をしましたが、そのときの死者数は最大で1.2万人。今回の予測はそれをはるかに上回る数字です。旧市街地の古い木造住宅の耐震化を進めないとこの被害は減らないでしょう。
(参考:日本経済新聞11月2日朝刊 14版)

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