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強気では不安は消えない

 中国製の冷凍餃子に薬物が混入され、それを食べた人が健康被害を訴えた事件は、食物を輸入に頼っているわが国の国民に、大きな不安を与えました。日中両国で原因の解明が進められていますが、答えはまだ出ていません。

 そのような中、中国公安省の余副局長は、28日の記者会見において、中国で薬物が混入された可能性はきわめて低いと発表しました。冷凍餃子を製造した天洋食品の従業員を調べたが全員がシロで、また実験により冷凍餃子の袋の外側なら、密封された内側に薬品が浸透することがわかったからです。日本側と全く考えが違います。

 ただ、強気な発言をしても、それで安心して中国製の食品が買えるわけではありません。中国製の食品を買うのは、普通の主婦です。中国製の食品の安全性に疑問がもたれる限り、強気な発言は何の解決にもならないでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080228-00000961-san-int)

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九州新幹線直通車両と0系

 2011年の開業を目指して建設工事が進んでいる九州新幹線。JR西日本とJR九州は、山陽新幹線と九州新幹線を直通運転することができる車両の共同開発を進めています。このたび、両者の間でその基本仕様がまとまりました。

 それによれば、直通用新幹線は、N700系をベースにした8両編成。「ひかりレールスター」と同じように、指定席は4列、自由席(3両)は5列になります。時代を反映して、全車禁煙です(喫煙コーナーはあります)。また、「ひかりレールスター」や「つばめ」にはなかったグリーン車が0.5両設定されますが、「ひかりレールスター」にあった、個室はなくなっています。グリーン車がついたことなどにより、定員は「ひかりレールスター」の571名より少ない、546名となります。全体的に言えば、「ひかりレールスター」や「つばめ」が登場したときのようなサプライズは少なく、おとなしい印象です。

 直通用の車両(量産先行車)は、今年秋に完成します。完成後は、山陽新幹線内で各種試験を行います。運がよければ、引き締まった帯の新幹線が見られるかもしれません。

 話は変わって、今年秋に引退する0系。引退を前に、11月の定期運用終了時まで使用する0系(6両編成)3本を、白と青のオリジナルの塗装に戻します。塗り替えられる3本以外の0系は、6月までに全て廃車となります(来月のダイヤ改正で、さらに0系を使用する列車が減ります)。

 また、定期運用がなくなった12月以降に、さよなら運転を実施する予定です。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1173565_799.html、http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1173566_799.html)

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なぜか普及しない太陽光発電

 増え続ける二酸化炭素。その原因のひとつとして、家庭で出る二酸化炭素の増加が挙げられます。愛知県では、家庭部門から出る二酸化炭素の量(2004年度)が1990年度と比較して、25%も増えました。

 二酸化炭素の増加を防ぐ方法として、化石燃料以外で発電する方法があります。確かに原子力発電は発電時に二酸化炭素を出しませんが、その後の廃棄物には困ります。その点、事実上無尽蔵にある太陽の光を使った、太陽光発電は、環境に優しい優等生です。しかし、その太陽光発電、住宅においては増加の度合は鈍いのです。

 その原因のひとつとして考えられるのが、国からの補助金がなくなったこと。国からの補助金は廃止された2005年度で6万円(3キロワットを使う、標準的な家庭の場合)と少額で、設備投資を回収できるものではありませんが(耐用年数は20年で、設備投資は3キロワットの場合約200万円です)、それでもないよりかはましでしょう。主要メーカーの太陽光発電設備の販売実績は、2005年度の約7.1万件から昨年度は約6.2万件に減少しました。今年度は、さらに5万件程度に減少する見込みです(太陽光発電設備は、新築ではなく、既存の住宅に作られることが多いため、住宅着工件数の減少はあまり影響しません)。

 地球のために二酸化炭素の排出量を抑えないといけないなら、急いでつくる必要のない道路の建設を抑え、環境税をかけるなどして、このような環境にやさしい設備に補助金を与え、誘導する必要があるでしょう。
(参考:朝日新聞2月24日朝刊 14版)

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「KY式日本語」

 「PK」と言ってもサッカーのことではありません。「ATM」と言っても銀行にあるものではありません。「KY」なら何のことかようやくわかると思います(「空気読めない」の意味)。

 このような女子中高生がよく使う、ローマ字略語400語あまりを集めた本が、このほど出版されました。名付けて「KY式日本語」(北原保雄編著、大修館書店)です。ちなみに、先ほどの「PK」は「パンツ食い込む」、「ATM」は「アホな父ちゃんもういらへん」のことのようです。読者は、女子中高生から遠く離れた、3、40代の男性や2、30代の女性が多いようです。

 集団ができれば必ずといってもいいほど、仲間内だけで通用する言葉というものが出てきますが、「KY」に代表されるように、いいイメージの言葉が出てこないのはいい感じではないですね。
(参考:朝日新聞2月24日朝刊 14版)

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おおさか東線の駅に「みどりの窓口」なし

 本屋に行くと、新しい時刻表が置いてあったので、買ってきました。

 今回のダイヤ改正で開業するのが、放出と久宝寺とを結ぶ、おおさか東線。全長9.2キロのこの線の途中に5つの駅ができますが、いずれも「みどりの窓口」はありません(ただし、指定券を購入できる券売機は設置されます)。同じアーバンネットワークエリア内で新規に開業する島本(JR京都線、山崎-高槻間)など3駅には最初から「みどりの窓口」があることを考えると、対照的です。

 もっとも、快速が停まらないような小さな駅では、東海道・山陽新幹線などのメジャーな列車の指定券が取れれば十分なのかもしれません。私鉄でも、急行停車駅クラスでないと特急券が買えないのが普通です。JR東日本のように、特急が停まる主要駅でさえ、有人の「みどりの窓口」がないようになったら、困りものですが。

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車が売れなくなったわけ

 昨年、トヨタが自動車の生産高で世界一になりました。しかし、国内では、車は売れていないのです。昨年の新車販売台数は3年連続で前の年を下回っています。

 車の販売不振の大きな原因は、若者が車を買わなくなっていること。女の子とデートするなら車がないとどうしようもないと思いがちですが、実はそうではなくなっているのです。車は単なる移動手段なのです。人々は、自動車メーカーが作った、車のもたらすバラ色の幻想から眼が覚めたのです。

 車を単なる移動手段と考えたら、見栄を張って高い車を買う必要はありません。軽自動車やコンパクトカーで十分です(個人的にも、車は小さいもので十分だと考えています。乗れることには変わりはないのですから)。そうなると目に付くのが車の高さ。冷静に考えると、タクシーを使ったほうが安いのです。都市部なら、鉄道などの公共交通機関が発達していますから、車がなくても十分生きていられるのです。

 自動車メーカーからすれば頭の痛い話ですが、車が減れば環境にはいいですし、公共交通機関の利用者増にもつながります。全くの悪い話ではないようです。
(参考:朝日新聞2月16日朝刊 「be」)

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ワシントンの地下鉄

 アメリカの首都、ワシントン。この中に、普通の人は乗ることができない地下鉄があります。

 その場所は、連邦議会の中。3つの路線があり、運賃は無料。乗車時間は長いものでもたった2分です。1キロもありませんから。車両も通常の地下鉄とは大違いで、新交通システムのような1路線をのぞき、残りの2路線は屋根すらありません。一番古い路線は来年で開業100周年を迎えます。

 この地下鉄の一番のお客は議員。議会の開催中は、議事堂と事務棟とを頻繁に行き来します。本会議開催中に事務棟で委員会が開催されていることもありますし、スタッフや支持者との打ち合わせもいるからです(アメリカの場合、本会議開催中でも議員は自由に出入りでき、ガラガラのことも多いです)。しかし、法案などの採決になれば話は別。本会議場に駆けつけないといけません。議員は地下鉄に乗って議事堂に急ぐのです。
(参考:朝日新聞2月16日朝刊 14版)

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輸入小麦、4月から30%値上げ

 農水省は、4月から、輸入小麦の価格を30%引き上げます。この値上げは、昨年4月の1.3%、10月の10%に続く値上げとなります。

 輸入小麦は、全量を政府が買い取り、国内農家への補助金なども考慮して価格を決定し、製粉業者に売り渡しています。小麦のほとんど(約9割)を輸入に頼っている現状では、輸入小麦の値上げは、パンやうどんの値上げに直結します。

 反対に、わが国の主食としての地位を守ってきた米は、減反を繰り返したのにも関わらず、未だに余っている状況にあります。戦後、わが国の食卓が欧米化したのは、パン食がメインの学校給食にも原因があったとも言われています。

 戦後、小麦などの農産物が余ったアメリカは、日本で欧米型の食生活を推進する運動を行いました。特に力を入れたのは学校給食。パンやミルクの無償援助を行ったのです。子供のころの食生活は、その後の一生の食生活に影響を及ぼします。このことをアメリカは知っていたのでした。こうやって、欧米型の食生活が日本に普及したのです。

 さすがに夫婦共働きなどで忙しい日常の食卓では、手の込んだ和食を作ることが難しいかもしれません。子供にバランスのよい食生活をさせるためにも、大量につくることができる学校給食で、パン食から御飯に変えたほうがよいでしょう。
(参考:イザ! http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/econpolicy/123039/、「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活 http://www.fujiwara-shoten.co.jp/book/book423.htm)

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アダルトチルドレン

 14日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系列)で、古舘伊知郎キャスターは、前日のニュースの中で、「アダルトチルドレン」という言葉を誤って「大人になりきれない子供」の意味として使ったことを謝罪しました。私も知らなかったのですが、正しくは「アルコール依存症の親に育てられるなどの状態で育ち、大人になってもそれが心的外傷として残っている人」を指す言葉のようです。

 古舘キャスターに限らず、「アダルトチルドレン」という言葉を、本来なら間違っている「大人になりきれない子供」のことだと思っている人はそれなりにいるのではないでしょうか?
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080215-00000900-san-soci)

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蘇民祭は公然わいせつ?

 JR東日本がポスターの掲示を拒否したため、有名になった奥州市の蘇民祭(関連するblogはここにあります)。その蘇民祭は明日から行われますが、新たな問題が浮上しました。警察が蘇民祭で全裸になれば、公然わいせつ罪になる、というのです。

 蘇民祭に参加する男は、下帯姿です(数年前までは、全裸でした)。しかし、ただひとり、蘇民袋を小刀で切り裂く役だけは昔からの伝統を守り、全裸で行います。この男の全裸について、警察は公然わいせつ罪の適用を考えているのです。

 町中での行為ならともかく、宗教行事の中でのことです。公然わいせつ罪に問わないといけないようなことでしょうか? 警察にはもっとやるべき仕事があるはずです。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080209-00000007-mai-soci)

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「赤福」確保

 名古屋の自宅を5:30に出て、赤福本店に8:15到着。たった今、「赤福」を買いました。

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「赤福」、ネットでも販売?

 営業禁止処分が解け、6日に販売を再開したばかりの「赤福」。早速、インターネットでも買えるようになりました。とは言っても、それはネットオークションでの話。8個入り700円の商品が2000円で販売されています。

 希少価値があるものはよくネットオークションで出回りますが、残念ながら「赤福」は日持ちがしません。冬場でも製造日の2日後が消費期限です。せっかく落札しても、届くのは消費期限の後になってしまいそうです。

 やはり、「赤福」を食べたいなら、現地まで行かないといけないですね。
(参考:exciteニュース http://excite.co.jp/News/society/20080207022500/20080207M40.176.html)

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整備新幹線の苦しい財源探し

 整備新幹線を新たに着工する動きがあります。今回追加される区間はそれなりには需要のある区間ですが(もっとも、各線ごとに細かく見ると、突っ込みどころはあります)、最大の問題はお金。新規着工の話になるといつも、関係者の頭を悩ませるのが財源の問題。前回は、将来の建設費を前借しました。今回、財源として考えられているのは、JRから開業後の使用料を前借することです。

 JRはこの動きに強く反対しています。それはもっともです。整備新幹線が国家予算で作られるのは、社会的な便益があるにもかかわらず、JRに建設費を負担する能力がないからです(ただ、整備新幹線の開業後に、建設費の一部を「使用料」の形で国に支払います)。JRに資金の余裕があれば自前で造ります。資金の余裕がないのに「お金を出せ」と言われても、どうしようもありません。

 整備新幹線のそもそもの問題は、財源が乏しいこと。決して需要の少ないところにつくることではありません。道路みたいに潤沢な財源があればいいのですが、そうではないので、毎回毎回苦心して建設財源を生み出しているのです。こそこそとせず、堂々と一般財源を使えばいいのではないでしょうか?

 環境のことを考えたら、道路財源を流用するのも手でしょう。便利な鉄道が整備されたら、今まで車に乗っていた人でも、自発的に鉄道を利用してくれます。そのためには、鉄道を整備する費用が必要なのです。遅い鉄道には、客は乗ってくれないのです。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080129-00000118-mai-bus_all)

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維持した暫定税率の使い道

 今年3月で暫定税率が切れる揮発油税等。暫定税率が切れてしまうと、道路建設にかかる費用を捻出できなくなります。そこで、政府・与党は何とか切れ目なく暫定税率を維持しようとして、一時は「つなぎ(ブリッジ)法案」なる奇策も飛び出しました(後に取り下げ)。

 もちろん、道路が整備されるのは悪いことではありませんが、問題はその程度。全国各地にたくさんの道路を造ろうとしています。例えば高規格道路(高速道路、自動車専用道路など)を例に挙げれば、全国のほぼ全ての市町村から1時間以内に高速道路のインターチェンジに到達することができるよう、14000キロの高規格道路を造る計画があります。この計画は20年前に作られ、約2/3の区間が完成しています。

 未完成区間で、かつこれまで具体的な建設計画がなかったのは約2900キロありました。これらの区間は需要が小さいので、採算が取れないと言われていました。しかし、これらの区間も、政府が昨年末に決定した道路整備中期計画(2008年度からの10年間で行う)に盛り込まれたのです。採算性については、国交省が必要性の再評価を行い、全てが妥当だと判断したのです。 

 高速道路は基本的には通行料金から賄われ、道路特定財源を直接使うことは少ないですが、だからといって問題がないとは限りません。ローカル高速道路の赤字穴埋めには東名や名神などの幹線高速道路の黒字が使われますし、税金でつくられる区間(「新直轄方式」)もあります。

 必要な道路はつくってもいいのですが、そうでないものは見直して、必要性の薄いものは削るようにしないといけないでしょう。そうでないと、いくらお金があっても足りません。
(参考:朝日新聞1月30日朝刊 14版)

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N700系「のぞみ」と太秦天神川(5)

 阪急今津線に乗って、今津に着く。改札を過ぎてすぐに、金券ショップがある。店をのぞくと、阪神の土・休日割引回数券が売られていたので、買い求める。230円かかる西九条までが、200円で済んだ。

 13:20発の急行で尼崎まで行き、西大阪線に乗り換える。しばらくして西九条方面からやってきた電車は、なんと近鉄乗り入れ用につくられた1000系。2両の増結用編成を2本つないで、4両で運転されている。

 終点の西九条では、環状線をまたぐ高架橋の建設が進んでいる。来年の開業が待ち遠しい。

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N700系「のぞみ」と太秦天神川(4)

 太秦天神川は、バスターミナルも建設中。そこで、駅近くの路上に仮のバス停を設けている。これから乗る70号系統(桂駅東口行)も例外ではない。桂駅東口行のバス停は、建設中の道路のうち、出来上がった部分を借用している。

 70号系統は、地下鉄太秦天神川延長に伴い新しくつくられた系統。座席が10ぐらいしかない、小型のバスで運行される。ただ、太秦付近では細い道を通るので、こういう小型のバスのほうが使いやすいのかもしれない。太秦天神川を9:08に出たときは2人しか乗っていなかったバスだが、その後は増え、終点では6人が乗っていた。先行きが思いやられるような状況ではなさそうだ。

 桂からは阪急の特急に乗る。駅掲示の時刻表を見る限りでは、特急は2扉車と3扉車が交互に使われているようだ。かつての阪急京都線の特急は京阪間ノンストップで、2扉転換クロスシート車が花形であったが、今のように停車駅が増え、かつての急行並みによく停まる現状では、使いにくいのかもしれない。(続く)

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