九州新幹線直通車両と0系
2011年の開業を目指して建設工事が進んでいる九州新幹線。JR西日本とJR九州は、山陽新幹線と九州新幹線を直通運転することができる車両の共同開発を進めています。このたび、両者の間でその基本仕様がまとまりました。
それによれば、直通用新幹線は、N700系をベースにした8両編成。「ひかりレールスター」と同じように、指定席は4列、自由席(3両)は5列になります。時代を反映して、全車禁煙です(喫煙コーナーはあります)。また、「ひかりレールスター」や「つばめ」にはなかったグリーン車が0.5両設定されますが、「ひかりレールスター」にあった、個室はなくなっています。グリーン車がついたことなどにより、定員は「ひかりレールスター」の571名より少ない、546名となります。全体的に言えば、「ひかりレールスター」や「つばめ」が登場したときのようなサプライズは少なく、おとなしい印象です。
直通用の車両(量産先行車)は、今年秋に完成します。完成後は、山陽新幹線内で各種試験を行います。運がよければ、引き締まった帯の新幹線が見られるかもしれません。
話は変わって、今年秋に引退する0系。引退を前に、11月の定期運用終了時まで使用する0系(6両編成)3本を、白と青のオリジナルの塗装に戻します。塗り替えられる3本以外の0系は、6月までに全て廃車となります(来月のダイヤ改正で、さらに0系を使用する列車が減ります)。
また、定期運用がなくなった12月以降に、さよなら運転を実施する予定です。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1173565_799.html、http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1173566_799.html)
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Comments
こんばんは。TBありがとうございます。
おとといまで2日間、おおさか東線の乗りつぶしなどで四国と関西を旅してきました。その中で0系こだまにも乗ってきましたが、あいにく18日から運用に就いたリバイバルカラーの編成には出会うことが出来ませんでした。でも、0系に乗るのは久しぶりでしたね。
保存された0系ならば鉄道博物館や今回訪れた四国鉄道文化館でも見ることが出来ますが、名車中の名車だけに、後世に残して欲しい車両ですね。
Posted by: mattoh | 2008.04.23 10:29 PM
mattohさん、こんばんは。
* その中で0系こだまにも乗ってきましたが、
引退する前に0系「こだま」には乗っておきたいですね。すでに0系「こだま」は貴重な存在ですが、時間をつくって乗りに行きたいです。
* 保存された0系ならば
日本どころか世界にとってもインパクトのある車両でしたね。高速鉄道の可能性を世界に知らしめたのですから。
Posted by: たべちゃん | 2008.04.24 10:18 PM
3週間ほど前のことですが、九州新幹線直通車両のインテリアデザインが明らかになりました。
それによれば、現在の九州新幹線800系と同様、木をふんだんに使い、「和」のイメージを強く出したものになるようです。
どんなものになるか、楽しみです。
(参考:JR九州ホームページ http://www13.jrkyushu.co.jp/newsreleaseweb.nsf/9dd28b8cb8f46cee49256a7d0030d2e6/06622a058cb59e3d4925748f0057f1cd?OpenDocument)
Posted by: たべちゃん | 2008.08.12 11:37 AM