おおさか東線と阪和線(1)
もともと阪和線は私鉄だったこともあり、天王寺で環状線や大和路線と直通できる構造にはなっていなかった。しかし、分割民営化後に、単線の連絡線がつくられ、「くろしお」が京都に直通するようになった。1994年の関空開業後は、「はるか」や「関空快速」もこの連絡線を使うようになり、1時間に上下12本がこの連絡線を使うようになった。当然、ダイヤの設定は厳しくなる。そこで、連絡線を複線にする工事が行われ、3月15日のダイヤ改正時から使われるようになった。従来からの連絡線は、大阪・京都方面に行く電車が使い、新しい連絡線は、南紀・関空方面に行く電車が使う。
新しい連絡線に乗るためには、南紀・関空方面の電車に乗らなければならない。私が乗ったのは、天王寺9:11発の「関空・紀州路快速」。これまで「関空・紀州路快速」は、5両と3両の組み合わせで運転されてきたが、時間帯により「関空快速」と「紀州路快速」の乗車位置が入れ替わり、日根野を越えて関空・和歌山方面に行く人にとっては不評であった。しかし、今回の改正で、223系が大量に増備されて(途中見た阪和線の快速は、221系が使われている一部を除いて、全て223系であった)4両単位に組み替えられ、「関空快速」と「紀州路快速」の乗車位置も固定されるようになった。
15番線を出た電車は、すぐに連絡線に入る。連絡線自体は短い。いったん阪和線の上り線に入り、しばらく逆行してから、本来の下り線に入る。逆行区間が出るので完全な解決にはならないが、用地の制約からこれ以上を望むのは難しい。前がつかえているため、快速はゆっくりと進む。
三国ヶ丘で折り返し。9:29発の「関空・紀州路快速」に乗って終点の京橋まで行く。今回のダイヤ改正から、「関空・紀州路快速」は天満と桜ノ宮に停車し、大阪から各駅に停まるようになった。(続く)
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