児童ポルノの単純所持に処罰規定
インターネットのホームページの中には、アダルト関連のものもたくさんあります。そしてその中には、子供が登場しているものもあります。インターネットの普及に伴い、子供の裸の画像を手に入れるのは簡単になりました。このような子供のポルノ画像の氾濫を防ぐため、自民党は児童ポルノ(「児童」とは18歳未満のことを指します)の制作・販売・ネットでの公開だけでなく、ただ単に持っているだけでも罰金刑を課すことを検討しているようです。
この規定は一見よさそうに見えますが、問題は多いです。まず、迷惑メールを送りつけられるなどで、知らずに開けてしまうケースが考えられます。開けてしまえば、パソコンのハードに残ってしまいます。陥れたい相手に対し、児童ポルノの画像を送るのは難しいことではありません。
パソコンを使っている人なら、写真もパソコンで管理しているでしょう。それも問題です。乳幼児なら、子供の写真に裸のものが一切ない、ということはないでしょう。ほかにも、実際の児童に被害が及ばない、アニメなどへの規制も検討されましたが、それはどうやら見送られるようです。
見た目はよさそうな規定だけに(児童ポルノの規制強化に反対する人はいないでしょう)、単純所持の処罰規定は、「単純」には行かない、難しいところがあります。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080224k0000m040109000c.html)
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Comments
こんばんは。法案は衆議院の解散のため、廃案になりました。
この機会に、原点に立ち返る必要がありますね。
(参考:朝日新聞7月22日朝刊 14版)
Posted by: たべちゃん | 2009.07.23 01:30 AM