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米の作りすぎはもったいないのか?

 東北農政局が作製した1枚のポスター。これが大きな波紋を呼んでいます。

 ポスターの内容は、減反を呼びかけるもの。米が余っているので、米を作るのを止め、その土地を不足している小麦や大豆などの生産に充てることを呼びかけているのです。キャッチフレーズは、「米の作りすぎは、もったいない!」。昨年は、東北6県の全てで、生産目標数量を上回る過剰生産がありました。

 今でこそ、米余りが問題になっていますが、長い間、日本は米不足に悩んできたのが事実です。米が余るようになったのは、戦後のことになってからです。それまでの間、農民は必死になって田を耕してきました。その努力は一体なんだったのでしょうか?

 米が余るようになったのは、生産量が増加したこともありますが、食生活の欧米化により、米の需要が格段に減ったのも一因です。和食の良さを呼びかけ、米の消費拡大を図ることが求められます。輸出するのもひとつの答えです。価格ではとても対抗できないですが、品質に優れた「高級米」としてなら勝機はあるようです。世界各国が必死になってやっている、化石燃料に代わる、バイオ燃料の研究をしてもよいかもしれません。

 もったいないのは、ポスターです。
(参考:陸奥新報ホームページ http://www.mutusinpou.co.jp/news/2008/02/841.html)

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Comments

こんばんは、たべちゃん

中国では富裕層が日本の高級米を買うそうですから
発想を変えて、ブランド米で勝負しても良いですね。
輸入ばかりではなく、輸出をして欲しいものです。

それと、これだけ小麦の需要も増えたわけですから
輸入ばかりに頼らないで、積極的に小麦の生産も
復活させたらどうでしょうか?

考えようによっては日本の生きる道があるような気がします。

Posted by: まるこ姫 | 2008.03.05 09:09 PM

 まるこ姫さん、こんばんは。

* 中国では富裕層が

 中国の富裕層は、国産の食品を信頼していないようで、日本産などの外国食品を買います。

 そういう層を相手に勝負すればいいのです。

* それと、これだけ小麦の需要も

 転作がスムーズにいけばそもそもそのような問題は生まれません。何か問題があるのではないでしょうか?

Posted by: たべちゃん | 2008.03.06 08:34 PM

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