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安くなったガソリン

 揮発油税等の暫定税率が切れて今日で6日目。ガソリンの価格も下がりました。

 実は今日、富田林市内のセルフ式のガソリンスタンドでガソリンを入れたのですが、そのときの価格が1リットル123円。3月22日に同じガソリンスタンドを使ったときは(燃料切れだったので、1000円分だけ入れました)、1リットル145円でしたから、20円強下がったことになります。

 ミクロの視点で言えば、ガソリンが安いのはありがたいことです。ただ、マクロの視点で言えば必ずしもそうではありません。ガソリンが安くなることによって、自動車の利用を誘発し、環境に悪影響を及ぼすからです。アメリカはともかく、ヨーロッパ各国と比べると、日本のガソリンはむしろ安いです。

 政府や与党の考えているように、暫定税率を元に戻して、それで道路をつくってしまっては、何の意味もありません。環境のことを考えるならば、従来の暫定税率以上の税金をかけるのも手です。もっとも、過去につくった道路の維持費や借金がありますから一般財源化してもすぐに全額使えるわけではありませんが。

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Comments

こんにちは、たべちゃん

どうもいろんな人の話を総合すると、暫定税率分は
今まで作った道路の借金を返す分に回ると言う
事らしいですね。

兎に角道路ありきの今までの日本の経済の在り方の
ツケが来ているのではありませんか?

発想を転換しなければ、この国は滅亡すると思います。
大げさかもしれませんが。

Posted by: まるこ姫 | 2008.04.07 05:20 PM

 まるこ姫さん、こんばんは。

* どうもいろんな人の話を総合すると、暫定税率分は

 すでに借金で道路がつくられているので、自由が効かないのが現状です。ですから、暫定税率がなくなると、維持費や借金に取られ、新しい道路をつくる余裕がなくなるのです。

* 発想を転換しなければ、この国は滅亡すると思います。

 今までのように選挙目当ての甘い顔はできません。子や孫にコントロールできない借金を残さないためにも、増税路線を敷かざるを得ないのが現状です。福祉も聖域ではありません。

Posted by: たべちゃん | 2008.04.07 10:51 PM

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