台湾の新幹線に乗る(前編)(台湾旅行記(11))
今回の旅行はツアーなので、空港まで送ってもらえる。しかし、新幹線に乗りたかったので、ガイドと交渉の上、高鐵桃園駅で拾ってもらうことにした。荷物を預けて、おまけに歩いて数分の台北駅まで送ってもらう。
自動券売機で切符を買う。券売機の画面は中国語しかなかったが、意味は読み取ることができた。高鐵桃園までの運賃・料金は140台湾ドル(標準車自由席(日本の普通車自由席に相当)、休日料金)。500円もしないとは、非常に安い。
切符の裏を上にして自動改札機に入れ(裏向きにしないと自動改札機を通ることができない)、ホームへと下る階段の入口に並ぶ。日本では考えられないが、発車時間が近くならないと、ホームに行くことすらできないのだ。発車15分前になるとようやく階段を降りることができる。ホームには新幹線が2編成停まっている。左が14:00発のノンストップ便(板橋、台中のみ停車)、右が14:06発の各停便だ。高鐵桃園までの乗車なので、左へと案内している係員に逆らって(先発の列車を案内しているのだろう)、右のほうに乗る。しかし、各停便は清掃作業がまだ終わっていない。なかなか車内に入ることができず、待たされる。
ようやく清掃作業が終わり、車内に入ることができた。台湾高鐵の車両は、東海道・山陽新幹線の700系を改良した、700T系(商務車(グリーン車)1両と標準車(普通車)11両の12両編成)。車内の雰囲気も日本のと似ている。ただ、自由席(9~12号車)のドア付近には、日本の「優先席」にあたる、「博愛席」というものがある。
14:06、列車は静かに走り出した。座席は結構埋まっている。(続く)
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