« 台湾の新幹線に乗る(後編)(台湾旅行記(12)) | Main | 自民党にとって「真に必要な道路」とは »

「トウキョウメトロポリタン・イバラキエアポート」

 「トウキョウメトロポリタン・イバラキエアポート」、外国かそれともSFに出てくるような空港の名前。実はこれ、2010年に開港する「百里飛行場」の通称案です。橋本茨城県知事の発案のようです。

 「百里飛行場」は、もともと自衛隊が使っていた空港を、民間でも使えるようにしたもの。通称はすでに全国公募され、「茨城空港」と決定していました。今回、このいったん決まった通称の変更を検討するようになったのは、海外に対して首都東京に近いことをアピールするためのものです。

 当の本人は真剣かもしれませんが、笑ってしまう話ですね。これで本当に「トウキョウメトロポリタン・イバラキエアポート」に国際線が飛んでくると思っているのでしょうか? 本当に便利なら、どこの国かわからない名前にしなくても、飛行機はやってきます。もっとも、近くには高速鉄道が整備される成田もありますし、都心に近い羽田もあります。わざわざ茨城空港を選ぶのはあまりないと思われます(格安航空会社かソウル線ぐらい?)。

 また逆に、成田への乗り入れが難しいため、茨城空港を選ぶ航空会社が増えても、それはそれで問題です。日本を代表する成田という国際空港の地位を脅かす危険があるからです。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20080517ddlk08040026000c.html)

| |

« 台湾の新幹線に乗る(後編)(台湾旅行記(12)) | Main | 自民党にとって「真に必要な道路」とは »

飛行機、空港」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「トウキョウメトロポリタン・イバラキエアポート」:

» 茨城空港 [かにうさぎの部屋]
昨日のTV朝日系列報道ステーションで、無駄な空港作りを生む温床として、道路特定財 [Read More]

Tracked on 2008.06.11 12:11 AM

« 台湾の新幹線に乗る(後編)(台湾旅行記(12)) | Main | 自民党にとって「真に必要な道路」とは »