遺伝子組み換え作物を推進する大企業
いくら国から安全と認められたとはいえ、スーパーなどで遺伝子組み換え作物を使った食品とそうでない食品とが並んでいれば、そうでないほうを選びます。やはり、遺伝子組み換え作物は不気味です。
ところが、このところの農産物の世界的な価格高騰を背景に、遺伝子組み換え作物を作っている大企業などが、遺伝子組み換え作物をつくることが、世界の食用危機を救い、(雑草を取り除いたり、農薬を散布する量が減るため)環境にも役立つと主張しているのです。干ばつや高温に強い農作物をつくる研究も行われています。ビタミンA不足の子供を救うため、ベータカロチンが入った米を実験的につくっているところもあります。
我々の食べている食物は、長い年月をかけて、いろいろな植物を交配させてきたものです。しかし、遺伝子組み換え作物は、その交配の過程がありません。今までの作物とは根本的に違うのですから、どんな副作用が起こるかわからないのは不安ですね。しかも、その副作用は、すぐに起こるとは限りませんから。
とは言っても、世の中に遺伝子組み換え作物しかなければ、それを食べざるを得ません。世界的な企業の、供給側の立場だけに立った論理には、はっきりと「No」と言わないといけないですね。
(参考:朝日新聞7月20日朝刊 14版)
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