株優で緑化推進
今日も、昨日に引き続いて南海の話。今日は、株式優待乗車証(株優)についてです。
個人投資家を増やすために、上場会社は、株主にいろいろな特典を与えています。鉄道会社でよくあるのが、無料乗車券。南海の場合は、6回利用できるカードタイプのものを株優として渡しています(大株主には、一定期間利用できる、定期券タイプのものを渡しているようです)。
しかし、株優は全員が有効活用できるとは限りません。使わない株優は金券ショップに売る、という手もありますが、沿線外だとそれも使えません。
そこで南海は、株優を会社に返送した場合、1枚につき苗木3本分に相当する金額(約3000円)を、堺市の臨海地区にある産廃処理場跡地で緑化事業を行っている環境保護団体の基金に寄付することにしました。
これなら株優を無駄にすることなく有効活用できますし、南海自身の企業イメージも向上します。なかなかうまくできた制度です。
(参考:産經関西 http://www.sankei-kansai.com/2008/08/29/20080829-001955.html)
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Comments
株優は私もよく活用しますが、運輸会社の中では南海は比較的高利回りなほうですね。
緑化など環境に優しい事業を行っている会社の株を購入する、いわゆるグリーン購入のような感じになりますね(実際に海外ではこうした株の買われ方は出てきており、わが国でもこの種子のファンドが出ているのを見たことがあります)。
Posted by: うえしょう | 2008.09.07 09:31 AM
うえしょうさん、こんにちは。
* 緑化など環境に優しい事業を行っている
鉄道はまさしく環境への負荷の少ない事業ですね。
Posted by: たべちゃん | 2008.09.07 01:53 PM