後味の悪い、イモ畑での行政代執行
16日、門真市の北巣本保育園の畑で、行政代執行が行われました。阪神高速8号京都線接続部と近畿道門真ジャンクション(仮称)とを結ぶ第二京阪道路建設に支障となるためです。第二京阪道路は、現在、枚方東インター以東が開通し、2009年度末の全線開通を目指しています。
この畑、園児用の菜園としてイモを植えていました。2週間後にイモ掘りをする予定でしたが、行政代執行のため府の職員によって掘られてしまいました。保育所の職員や保護者、そして園児の見ている目の前で。
ここまで読むと、行政の冷酷さだけが出てきます。ただ、そう単純化してよい話ではありません。子供は用地買収を拒否する材料に使われただけです。イモ掘りの時期を早めたりすれば何事もなかったのに、通っている保育園の園長の犠牲になったのです。イモ掘りが終わる2週間後になれば、違う作物を出して、用地買収を拒み続けるでしょう。
高速道路は全線ができて意味があるものになります。ほんの一部分でも買収できなかったら、高速道路は価値のないものになってしまいます。
後味の悪さだけが残りました。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081016-00000542-san-soci)
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