« 新潟駅も「新八代方式」 | Main | 最下位決定戦 »

東京発ブルートレイン全廃へ

 10月に入って少しお休みをしていたので、久しぶりの書き込みとなります。

 すでに昨年から報道がなされていましたが、来年の3月のダイヤ改正で、東京と熊本・大分を結ぶ「はやぶさ」「富士」が廃止されるようです。もし実際に廃止になれば、東京発のブルートレインは全廃されます(上野発はあり)。また、来年3月のダイヤ改正では東京-大垣間の夜行快速「ムーンライトながら」の廃止を検討しているという報道がありました。つまり、このままいけば、来年3月からは東京を発着する夜行列車は、東京と高松・出雲市とを結ぶ「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」の1往復のみとなります。

 確かに、ブルートレインのサービスは陳腐化しています。高い寝台料金を払っても、カーテン1枚しかない開放型の寝台。プライバシーの点なら、夜行バスの座席と変わりありません。むしろ、出入り口が1か所しかないバスのほうが運転士のチェックが利くので、いいのかもしれません。

 また、「はやぶさ」「富士」は距離が長いこともあり、実用的な交通手段ではありません。夜行は飛行機や新幹線の最終が出た後に出発して、翌朝の始発が到着するまでに着かないと意味がないのです。古い車両を何の改善もせぬまま走らせる、残念ながらこのような状態では、「はやぶさ」「富士」の廃止はやむを得ないでしょう。

 夜行列車の生きる道としては、ビジネスに特化するか(その点では今年3月の「銀河」の廃止はもったいなかったです)あるいは観光列車となるかのどちらかです。今の時代、飛行機や新幹線もありますから、ただ単に走らせるだけではジリ貧です。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081003k0000e040076000c.html)

| |

« 新潟駅も「新八代方式」 | Main | 最下位決定戦 »

鉄道」カテゴリの記事

JRグループ全体」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 東京発ブルートレイン全廃へ:

« 新潟駅も「新八代方式」 | Main | 最下位決定戦 »