阪急6300系、嵐山線へ
大阪-京都間は、JR・阪急・京阪の3社が激しい競争を繰り広げています。それぞれが看板の車両を持ち、利用客を奪いあっています。阪急京都線の看板車両は特急用につくられた6300系。ドアを車両の端に寄せた、転換クロスシートの車両です。
しかし、昔のように特急が十三-大宮間をノンストップ運転をしていた時代ならともかく、かつての急行並みに停車駅が増えた現状においては、6300系は使いづらいです。転換クロスシートがずらりと並んだ車両よりも、乗り降りのしやすい3扉ロングシートのほうが好まれます。6300系はデビューして30年以上経つこともあり、そろそろ主力の特急からは外さないといけない時期です。
とは言っても、まだしばらくの間は使える車両。そこで、阪急は6300系を改造の上、来年春から嵐山線で使うことにしました。8両編成の電車が4両になり、座席も扉付近がロングシート化、中央部の転換クロスシートも1列と2列の組み合わせとなります。
6300系の後継車両、9300系は転換クロスシートを備えていますが、3扉です。6300系は京阪間ノンストップだったころの栄光を伝える車両。4両に短縮され、支線用に使われますが、大切に使ってもらいたいですね。
(参考:阪急ホームページ http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER200810242N1.pdf)
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Comments
おはようございます。
阪急は、今年度中に後継となる9300系を40両導入します。これにより、これまで京都線の特急を中心に活躍してきた6300系はすべて置き換えられます。
さすがにリニューアルしたばかりの嵐山線用のほうはまだ残るとは思われますが、第一線からは引退ですね。
(参考:阪急2009年安全報告書 http://rail.hankyu.co.jp/pdf/approach/anzen2009/2009anzenreport.pdf)
Posted by: たべちゃん | 2009.07.28 04:57 AM