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地震とトイレ不足

 今日も引き続きトイレの話。東京で直下型地震が起きた場合、都心ではいくら待ってもトイレが使えないところも出てくるというシュミレーション結果が出ました。

 このシュミレーションを出したのは、中央防災会議の専門調査会。東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が冬の平日の正午に起き、23区の約46%で断水が起きてトイレが使えなくなったという想定の下でシュミレーションを行いました。

 その結果、地震発生から6時間後の18時の段階で、23区のうち12区でトイレの需要が供給を上回りました。都心ほどトイレは不足していて、官庁や企業が集中している千代田区では、需要の1/5程度しかトイレがありません。トイレ待ちの時間は何と4.5時間(14時時点でのデータです)。トイレが終わってすぐにトイレの列に並びなおしても、間に合わないです。しかも、この数字、時間がたつにつれどんどん増えていくようです。

 昼間、東京の都心には多くの人が働いています。水道がちゃんと使えるうちはいいのですが、それが何らかの原因で使えなくなったら需要と供給のバランスは崩れます。トイレを我慢するわけにはいかないし、調査会が対策として挙げたように介護用のおむつを持ち歩くわけにもいきません。

 難しい問題です。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081027-00000596-san-soci)

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Comments

今の仕事と非常に密接な話題だったりします。

トイレ不足は深刻な問題として取り上げられていて、仮設トイレやマンホールトイレを公園や学校、公民館などに多く準備するように努めている自治体が多いのですが、都心部の場合は人口が多く、まだこれから整備するという感じのところが多いです。
東京の場合、江戸川区、北区、世田谷区などでは結構進められていますね。

Posted by: うえしょう | 2008.11.03 09:07 AM

 うえしょうさん、こんばんは。

* トイレ不足は深刻な問題として取り上げられていて、

 トイレは食べ物以上に我慢できないものですから、切実な問題ですね。

 特に都心部は、昼間の人口が異常に多いので、対策には苦労しそうですね。

Posted by: たべちゃん | 2008.11.03 05:58 PM

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