最後の昼行急行「つやま」廃止
現在、JRの急行列車は「はまなす」「能登」「きたぐに」そして「つやま」の4種類が走っています。しかし、来年春のダイヤ改正で、岡山-津山間を走る「つやま」が廃止されるようです。
「つやま」の誕生は1997年と比較的新しいです。というのも、もともと津山線には、岡山と鳥取の間を結ぶ「砂丘」という名前の急行が走っていました。それが智頭急行経由の特急「いなば」に置き換えられたときに、地元自治体の要望もあって津山までの急行としてできたわけです。
津山線には「つやま」とともに快速「ことぶき」もできました。「つやま」と「ことぶき」では、停車駅も所要時間もほとんど変わらず、急行料金(岡山-津山間で730円)がかかります。当初から何のための急行なのかわからないところがありました。それでもまだ当初は、「つやま」にはグリーン車の付いた急行型車両(キハ58系、座席はリニューアル済)が使われていましたが、途中から普通列車用のキハ40系が使われ、車両についても急行らしさがなくなりました。当初から快速にするのが妥当なところだったでしょう。
さて、ダイヤ改正後、残る急行はたったの3つ。いずれも夜行です。ということは、「つやま」は最後の昼行急行だったのです。夜行列車を取り巻く環境の厳しさを考えると、急行列車そのものが消える日もそう遠くはないのかもしれないですね。
(参考:asahi.com http://www.asahi.com/national/update/1101/OSK200811010124.html)
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Comments
個人的な意見ですが急行を名乗っても構わない
特急はいくつかあるのですが
特急から急行への格下げは
地元住民の反発を考えると
難しいのですかね
Posted by: XXX | 2008.11.18 11:00 PM
XXXさん、こんばんは。
* 個人的な意見ですが急行を名乗っても構わない
「特急」と名乗るものの、「急行」レベルのものはありますね。
ただ、実際にはステータスもあって、「急行」への格下げはしないでしょうね。
Posted by: たべちゃん | 2008.11.19 11:57 PM