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March 2009

JR在来線特急、原則禁煙に

 これまでJR東海やJR西日本の在来線特急には、喫煙席のあるものもありました。しかし、6月1日からは、在来線の特急では、原則喫煙ができなくなります。列車によっては、喫煙者のための喫煙ルームが置かれているものもありますが、そこでも吸うことができません。すでにJR東日本など4社は、寝台列車(一部は全車禁煙)、JR東海・西日本からの直通列車(すでに全席禁煙のものもあり)、JR四国の特急の一部にある喫煙ルームを除き禁煙としています。つまり、6月1日以降にタバコを吸うことのできる列車は、東海道・山陽新幹線(喫煙ルームで対応している車両もあります)、寝台列車の大半、JR四国の特急の一部だけとなります。

 タバコを吸わない人にとっては朗報ですが、「タバコを吸う目的のために特急券を買う」という層もあるので、そういう人にとっては災難ですね。座席だけではなく、すでに設置されている列車もある喫煙ルームでもタバコが吸えなくなるのですから。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/nws000266.html、JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1174167_799.html、Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090326-00000108-jij-soci)

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ようやく「TOICA」に電子マネー搭載

 乗車券としては「Suica」や「ICOCA」と共通利用できるのに、電子マネーの機能がなぜかなかったJR東海の「TOICA」。ようやく、その「TOICA」にも電子マネーの機能が付くことになります。

 「TOICA」に電子マネーの機能が付くようになるのは、2010年の春。このときから、電子マネーの分野においても、「Suica」や「ICOCA」との共通利用ができるようになります。特に「Suica」の電子マネーが使えるところは多く、駅以外でもさまざまなところで使えます。名古屋でも、自宅近くのスーパーで「Suica」での決済ができます。時々、(共通利用できる)「ICOCA」で支払いをしています。今のように駅の売店ですら使えなかった状態から、駅どころか、それ以外の店でも使えるレベルにグレードアップします。

 そのほかにも来年春には、改善される点があります。まずは利用エリアの拡大。御殿場線御殿場-沼津間、身延線富士-西富士宮間、飯田線豊橋-豊川間、高山線岐阜-美濃太田間、太多線でも使えるようになります。また、「TOICA定期券」を持っている人は、定期券を新幹線の自動改札機にタッチするだけで、定期券区間内の新幹線普通車自由席に乗車することができます(三島-岐阜羽島間のみ)。新幹線の料金は、「TOICA定期券」にチャージされた金額から精算することになります。

 また、JR東海のリリースにはありませんが、(2010年度中にICカードの導入を行う予定の)名鉄・名古屋市交通局とも相互利用できるようにすることを検討するようです。これが実現すると、近鉄以外の名古屋の主要交通機関がICカード1枚で済むようになります。

 ただ、電子マネーは今持っている「ICOCA」で十分ですし、割引のことを考えると、利用頻度の高い名古屋市地下鉄は別にICカードを買うことになるでしょう。「TOICA」を買うのは、転勤で通勤定期を持つ必要が出たときだけです。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/nws000262.html、NIKKEI NET中部 http://www.nikkei.co.jp/chubu/news/arc3091.html)

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「西日本パス」の落とし穴

 今日から始まった、高速道路の大幅な料金値下げ。東京・大阪の大都市圏など一部の区間を除いて、休日なら1000円乗り放題です。

 こうなると、車の利用が増え、環境にも悪影響を与えます。そこでJR西日本は、税金で大幅なディスカウントがおこなわれる高速道路に対抗して、JR西日本・四国全線に加えて、JR九州の一部区間(博多-由布院-大分、小倉-別府-大分、博多-長崎・佐世保(大村線を含む))も使える格安のフリー切符、「西日本パス」を発売します(類似の商品はJR九州でも発売されます)。この措置は「こだま」に格安で乗ることができる、「こだま指定席往復きっぷ」に次ぐものです。

 利用できる期間は5月8日(金)~6月29日(月)の金~月曜日のうち、連続する2日間か3日間。利用開始日の1か月前(10:00)から7日前までに購入する必要があります。切符の値段は、12000円(普通車指定席、2日間の場合)。値段は高くなりますが、グリーン車も使えるタイプ、3日間タイプもあります。2日間用の場合は4回まで、3日間用の場合は6回まで普通車指定席やグリーン車を利用できます。「12000円」の価格設定は、定額給付金をにらんだものでしょうか?

 「西日本パス」はJR西日本以外でも、JR四国全線とJR九州の一部区間で使えます。仲の良い会社とはいえ、会社の枠にこだわらないところは、評価できます。レンタカーが格安の2000円で使えたり、観光施設や現地のバスなどがセットになった、格安のオプション券(「ミニぐるりんパス」)があったりします。「ミニぐるりんパス」は金沢・加賀など6コースが用意されています。

 ただ残念なのは、ほかのJR西日本のフリーきっぷにも言えますが、1人では使えないこと。2人以上が同じコースで行かなければなりません。1人だと電車に乗ってばかりで、お金を落とさないのが理由なのでしょうが、「お得感」がなければ切符代も払ってくれません。どこかへ行きたくても、航空機やバス、車に逃げてしまうでしょう。JR東海の「飛騨路フリーきっぷ」みたいに少々高くてもいいので1人用もつくるか、オプション券購入(コースはもっと増やす必要があります)を義務にして観光のきっかけをつくるかしたほうがよいでしょう。

 1週間前までに買わないといけないのもマイナスポイントです。ただ、今回は長距離使うことのできるタイプなので、事前に宿の手配などあるでしょうから、大きなマイナスポイントではありません。「制限がなくなればありがたい」という程度です。

 問題なのは、アーバンネットワーク内など短距離の切符。現在、神戸方面から奈良方面へのフリー切符(「奈良万葉きっぷ」)が売られていますが、前日までに買わないといけません。これこそおかしいです。短距離の場合は、当日の天気で行く気になることもあります。そういう状況には対応できないのです。JR西日本は、割引切符に関しては、商売が下手なようにも感じます。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2009/03/25/20090325_nishinihonpass.pdf)

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阪急、臨時直通列車大増発!

 みなさん、こんばんは。

 昨年秋、話題となった嵐山への臨時直通列車(参考となる記事旅行記はこちらです)。好評だったからでしょうか、今年の春は大増発です。

 今年の春設定される嵐山への臨時直通列車は、西宮北口だけではなく、宝塚線の川西能勢口、豊中や高速神戸、河原町からも出ます。河原町発着となるものを除いて、6両編成の電車が1日1往復します。いずれも嵐山には11:33に着き、帰りは嵐山を15:51に出ますから、京都線内は同じダイヤで動いていると推測されます。

 宝塚線や神戸線から出るのは4月13日(月)~24日(金)の平日(10日間)に運行されます。昨年秋と同じく平日のみの運転ですが、昨年乗車のチャンスを逃した人にとっては再チャレンジのいい機会です。これに対して、河原町発着の便はゴールデンウィークの5月2日(土)~6日(水)に運行されます。朝と夕方の観光に適した時間帯に20分間隔で運行されます。6両編成で、嵐山行きが10本、河原町行きが12本です。

 また、これとは別に、4月の週末(18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日))には、日生中央発梅田行きの「日生エクスプレス」や梅田発箕面行きの臨時直通列車が運行されます。沿線のゴルフ場で大会が行われる25日(土)、26日(日)には、梅田発日生中央行きの「日生エクスプレス」が運行されます。「日生エクスプレス」も箕面線への直通列車も普段は平日のみの運転なので、休日に乗る貴重なチャンスですね。
(参考:阪急阪神ホールディングスホームページ http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER200903242N1.pdf)

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京阪「テレビカー」からテレビが消える

 最近は2階建て車両のイメージが強い京阪特急ですが、かつての最大のサービスはテレビでした。1954年にテレビ付きの特急が誕生し、利用者から「テレビカー」と呼ばれ、親しまれてきました。後に登場した特急用車両にもテレビが付きました。当初は白黒だったテレビも、時代の変化に合わせて、カラーテレビになり、BS放送になり、今では地デジ対応になっています。

 ところが、デビューして20年経った8000系のリニューアル工事(元3000系の8000系30番台はリニューアル工事の対象外です)に伴い、テレビを撤去することになりました。リニューアル工事は2009年度から始まり、2011年度までに「テレビカー」からテレビが消えます。その代わりとしてでしょうか、快速急行用車両3000系のように、ドアの上に設置される液晶ディスプレイによる情報提供を行います。

 また、携帯電話の普及により需要が減った電話室も撤去して、車端部をロングシート化(一部は車いすスペース)し、今まで使うことのできなかった混雑時でも8000系を使用できるようにします。吊革も設置します。かつてのように京阪間ノンストップならともかく、枚方市以東はきめ細かく停車する現状では、ドア近辺はロングシートにしたほうがよいでしょう(「テレビカー」からテレビが消えるのも、携帯でテレビを見ることができるようになったことに加え、この停車駅増が影響しているのでしょうか?)。ロングシート部分の座席は背の高いものとなり、頭までカバーしてくれるので、快適に座ることができるようです。近鉄のL/Cカーみたいなものでしょうか? 確かに、L/Cカーは、ロングシート状態のときでも快適ですね。

(追記)
 2010年3月出場の8010編成から始まった8000系リニューアル工事は、2012年11月16日に最後の8003編成が出場したことにより、完了しました。
(参考:京阪電鉄ホームページ http://www.keihan.co.jp/news/data_h21/2009-03-24-4.pdf、http://www.keihan.co.jp/syaryo/tv/index.html、railf.jp http://railf.jp/news/2012/11/17/061000.html)

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日本、WBC2連覇!

 日本は、今日の韓国戦に延長戦の末5-3で勝ち、2006年の第1回に続いて第2回も世界一の栄冠に輝きました。9回に追いつかれる苦しい展開でしたが、10回にイチロー選手のタイムリーで勝ち越し、ようやく韓国を振り切ることができたのです。韓国が勝つと、どんなことをするか予想できなかったので(2次ラウンドのときは、マウンドに国旗を立てました)、その意味でもよかったと思います。

 それにしても不思議なのは、日本はWBCで9試合しかしていないのに、過半数の5試合が韓国との対戦であること。残りの4試合は中国、キューバ(2試合)、アメリカとの対戦なので、4か国としか対戦していません。1次ラウンドの1位決定戦は余計ですし(敗者復活で勝ち上がってきたほうを2位にすればよい)、1次ラウンドで対戦した国同士を2次ラウンドでも対戦させるのはおかしいです。違う組に入れるのが普通でしょう。改善が望まれます。

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リニアの定員は1000人

 今の東海道新幹線の定員は1323人(500系を除く)。それでは、東京-名古屋間に建設が予定されているリニアの定員はどれぐらいになるでしょうか?

 JR東海の須田相談役が9日に名古屋市内で講演した話によれば、リニアは14~16両編成で、定員は1000人程度となるようです。1時間に片道10本程度の運行ができますので、リニアの輸送力は現在の東海道新幹線の6割強ということになります(注)。

 名古屋開業時点で半数近くの人がリニアに乗り換えるとはとても思えませんが(大阪までの利用者が、わざわざ名古屋で乗り換えをしてまで、(新幹線との乗り継ぎで高くなる)リニアを使うとは考えにくいです)、乗り換えたら乗り換えたで最初から能力のかなりの部分を使うことになりますね。もっとも、新大阪までできれば、スピードの面で航空機を圧倒することもあり、リニアに移る人は多くなるでしょうが。

(注) 東海道新幹線は「のぞみ」「ひかり」で最大1時間に11本運転しますので、1時間当たりの輸送力は、1323×11=14553(人)。リニアは1時間に1本の各駅便を除いて9本使えますので、輸送力は1000×9=9000(人)。話を単純にするため、新幹線にしかないグリーン車や自由席の存在は無視しています(グリーン車に乗る人は少ないですし、自由席の存在は詰め込みを可能にします)。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2009031002000141.html)

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お千代保稲荷に行ってきました

 15日のことですが、岐阜県海津市のお千代保稲荷に行ってきました。


 名神岐阜羽島インターから行くのだが、インターを出るとすぐ一面の田園地帯。何もない。まっすぐに延びる道を走る。途中、2001年に廃止になった名鉄竹鼻線の踏切の跡を渡った。南濃大橋を渡り、海津市に入る。

 田舎の田園地帯に突如現れた大鳥居。ここが日本三大稲荷の一つ、お千代保稲荷だ。15日は月末月始ほどではないにせよ、縁日なので、駐車場に入ることができるかどうか心配だったが、その心配は全くない。1日200円と料金も良心的。門前にはいろいろな店があり、賑やかだ。

 ここのお供えはお稲荷らしく揚げ。参道の入口でろうそくとのセットで30円で売られている。揚げをお供えすればいいのだ。

 ここの名物はなまずと串カツ。なまずは店の中でないと食べることができないが(予算は定食で2000円程度)、串カツのほうはお店の軒先で立ち食いができる。串カツにソースか味噌をつけ、食べていく。串に刺さったどて煮もある。料金は後払い。串の数で数えていく。でも串カツは熱々だからおいしいのであって、冷めてしまうと衣の厚さだけが目立って、おいしくない。あの雰囲気もおいしさの要因だろう。小ぶりなので、1本80円という値段は高く思える。現地で食べるなら「雰囲気代」ということもあるが、決してお土産に持って帰るものではない。

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ジェットコースターが鉄道に?

 遊園地で人気を集めるジェットコースター。その原理を応用して、エネルギー効率のよい新たな乗り物をつくろうとする動きがあります。

 この新しい乗り物、「エコライド」は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受けて、ジェットコースターメーカーの泉陽興業、東大、三菱総合研究所などが2006年度から開発を進めているものです。

 ジェットコースターは、高いところまで車両を引き上げるのにエネルギーを使いますが、そのあとは勝手に坂を下りてくれます。エンジンを積む必要はありませんし、モーターもありません。そのため、車両は軽量化できます。エネルギー効率が良いのです。乗車率が50%の場合、乗客1人あたりのエネルギー消費量はバスの1/3、鉄道の1/2と言われています。建設費もモノレールの1/5程度の1キロ当たり20~25億円に削減できます。

 ただ、ジェットコースターならではの課題もあります。公共交通機関としての乗り心地です。ジェットコースターならいやなら乗らなくても済みますが(多少悪くても「スリルがある」で片付く)、公共交通機関はそういうわけにはいきません。改良によりある程度は改善されているようですが、鉄道やバスのように詰め込みが利くがどうかはわかりません。エネルギー効率を乗車率50%で計算しているということは、詰め込みが利かない弱点があるのかもしれません。建設費もLRTとほぼ同等です。

 この「エコライド」は、4年後の2013年に実用化することを目指しています。都市部の短距離(10キロ未満)の交通手段としての実用化を目指しています。幹線の駅と住宅地や公共施設を結ぶのがメインでしょうね。
(参考:イザ! http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/other/197390/、TBS「夢の扉~NEXT DOOR」~ http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20090315.html)

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和歌山電鐡、1500Vに昇圧へ

 「いちご電車」など、車両をリニューアルして遊び心のあるものにする、和歌山電鐡。今週末には人気の猫、たまをモチーフにした「たま電車」がデビューします。

 その和歌山電鐡、今まで600Vの電圧で運行されていました。和歌山電鐡の前身は南海貴志川線でしたが、ほかの南海各線が1500Vに昇圧されたのちも、貴志川線のみは600Vのままで残りました。昇圧することにより、JRなどほかの鉄道にも乗り入れしやすくなり、電車の増便もしやすくなるようです。将来、車両を入れ替えるときも、南海高野線用の車両(高野山直通用)を大きな改造を伴わずに入れることができます。地元としては紀勢線和歌山-和歌山市間、南海加太線への乗り入れを要望しているようです。

 昇圧のため、和歌山電鐡は変電所を改修します。これまで変電所は3か所ありましたが、それを1か所にまとめるとともにバックアップ設備を設けるとのことです。この改修は、和歌山電鐡が南海から引き継ぐときに、県や沿線市町(和歌山市、貴志川町(当時))との間で、県の負担で行うと決まっていたものです。改修費用として県は2.4億円をすでに計上しています。

 和歌山市はわかりますが、加太に行く要望があるとははじめて聞きました。そんな需要って、果たしてあるのでしょうか?
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20090311ddlk30020357000c.html)

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「内部・八王子線サンクスきっぷ」

 近鉄四日市駅から出る、近鉄内部・八王子線は、全国的に見ても珍しい軌間762ミリメートルのナローゲージ。ほかに762ミリの軌間を採用しているのは、元近鉄の三岐鉄道北勢線と黒部峡谷鉄道だけです。ナローゲージはかつてはほかでも見られたのですが、車との競争に負け、今では貴重な存在になってしまいました。観光・産業用の鉄道である黒部峡谷鉄道以外の二つは、ともに三重県北部にあります。それなりに人口の多いところなので、なんとか廃止にならずに生き延びたのでしょう。

 さて、近鉄内部・八王子線に期間(3月2日~4月12日)・枚数(3000枚)限定ながら、1日乗り放題のフリー切符が出ました。名前を「内部・八王子線サンクスきっぷ」といいます。値段は大人のみの設定で390円、内部・八王子線の運賃は170円か220円ですから、少し遠いところまで往復すれば十分元が取れます。

 この切符は前日までに買う必要があり(発売箇所は近鉄四日市駅・内部駅のみ)、その点は不便ですが、内部線は旧東海道に沿い、見どころもいくつかあります。電車は30分間隔で運転されているので、それなりに使えます。この機会に小さな旅に出るのもいいものです。
(参考:近鉄の駅にあったパンフレット)

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カーネルサンダース人形、24年ぶりに発見!

 今から24年前の1985年、阪神タイガースは強力打線を武器にして勝ち続け、ついにリーグ優勝の栄冠に輝くことになりました。なかなか優勝できなかったチームなので、ファンは大喜び。大勢のファンが戎橋に集まり、喜びを皆で分かち合いました。喜びのあまり、道頓堀川に身を投げるものも現われました。そのとき、誰かが(打撃の中心のバース選手に似ているという)ケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダース人形を道頓堀川に投げ込みました。しかし、その後、そのカーネルサンダース人形を見たものは誰もいませんでした。いろいろなところで人形を探そうとしましたが効果はなく、チームは長い間低迷を続けました。

 ところが今日午後、工事のため川底にもぐっていたダイバーが、24年間も行方不明になっていたカーネルサンダース人形を発見しました。発見された場所は投げ込まれた場所から300メートルほど下流のところです。今日見つかった人形は上半身部分だけでしたので、明日下半身部分を探すことにするようです。

 阪神は最近、2003年、2005年とリーグ優勝していますが、残念ながら日本一にはなっていません。これをきっかけにして、24年ぶりの日本一の栄冠を勝ち取りたいですね。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090310-00000566-san-soci)

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梅田貨物線新駅は2017年度開業予定

 おはようございます。

 このblogでも何回か取り上げている梅田北ヤードの再開発。構想が実現すれば、貨物駅だったところに、なにわ筋線おおさか東線地下鉄四つ橋線が集まります。いろいろ計画があって、すべてを理解するのは難しいです。

 そして、現在走っている、新大阪と西九条を結ぶ貨物線は、地下化され、駅ができます。線路規格が異なる地下鉄はともかく、JRの電車が走るなにわ筋線、おおさか東線も完成すれば、ここの駅を使うと想定されています。国土交通省と大阪市は、この新駅の開業時期を2017年度とするようです(今まで私が思っていたより、遅くなっています)。この駅ができることによって、これまで大阪駅に停車することができなかった「はるか」「くろしお」などが、停まることができるようになります(大阪環状線やJR京都・神戸線の大阪駅とは場所が離れますが)。

 地下化と新駅設置に伴う費用はそれぞれ、430億円と140億円。地下化は国が140億円、鉄道建設・運輸施設整備支援機構と大阪市が120億円ずつ、JR西日本が50億円負担します。新駅設置のほうは鉄道建設・運輸施設整備支援機構とJR西日本が半分ずつ負担するようです。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/kansai/news/20090220ddf001020004000c.html)

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JR東海も名古屋-豊橋間格安回数券、発売

 JRと名鉄が激しい競争を繰り広げる、名古屋-豊橋間。3月14日から、新たな切符が加わります。

 新しく誕生するのは、「JR名古屋⇔豊橋カルテットきっぷ」。4枚つづりの回数券で、名古屋市内の各駅と豊橋~豊川・二川間を1枚あたり850円で乗ることができます(この価格は名鉄の30枚つづりの回数券、「なごや特割30」の1枚あたりの値段と同じです)。有効期限は1か月ですが、曜日に関係なく使用することができます。新幹線に乗ることができる、「カルテットきっぷ専用新幹線変更券」も合わせて発売されます。価格は、平日は500円、休日は380円です。

 また、同日から、往復新幹線を使うタイプの「新幹線名古屋往復きっぷ」「新幹線豊橋往復きっぷ」(名古屋市内-豊橋~豊川・二川間)などが、休日に限り値下げされます(平日の価格は変わりません)。新たな価格は細かいですが、2260円です。新幹線に乗ることができる「往復きっぷ専用新幹線変更券」も、「カルテットきっぷ専用新幹線変更券」と同じく休日は380円に値下げされます。

 年末に「新幹線名古屋往復きっぷ」などが一時的に値下げされたことがありますが(そのときの記事はここ)、まだまだJRと名鉄の戦いは続きそうですね。名鉄がどういう対策を打ち出すかも興味がもたれるところです。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/nws000255.html)

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湊町23:55発、倉敷行き「深夜便」

 夜遅くまで遊びたいのは誰だって一緒。そういう人の思いを実現した高速バスが20日に誕生します。

 大阪と岡山を結ぶ両備バス。日中でも1時間に1本運転されている、人気の高速バス。新幹線では行きにくい、ミナミと直通しているのもプラスのポイントです。

 3月20日のダイヤ改正で新たに誕生するのは、大阪湊町のOCATを日付の変わる直前の23:55に発車する「深夜便」。岡山駅前、倉敷駅北口にそれぞれ3:05、3:45に到着します(そのほか山陽インター、岡山インター、岡山大学筋に停車)。通常の運賃(岡山駅前で3060円)に加えて、当日にOCATで発売される「深夜券」(1000円)が要りますが、毛布や飲み物などのサービスが付き、夜遅くまで遊べます。基本的に利用者は岡山に住んでいる人なので、バス停に着けば、自分で車を運転して帰るか、誰かが迎えに来てくれるのでしょう。
(参考:両備バスホームページ http://www.ryobi-holdings.jp/bus/kousoku/osaka.htm)

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