高速道路1000円乗り放題で、高速バス大迷惑
先日、ETCのある車に対する割引について記事を書きましたが、高速バスも大きな影響を受けました。
日本バス協会がJRバス関東、名鉄バス、神姫バスなどの大手5社から聞いたところ、ゴールデンウィーク中(平日と土休日の日数から考えて4月29日~5月9日のことでしょうか?)の運行回数当たりの輸送人数が10%減っていたことがわかりました。特に1000円乗り放題の土休日の落ち込みがひどく、土休日は12%減でした(平日は6%減)。バス会社は、高速バスの黒字で路線バスの赤字の穴埋めをするのが一般的です。特に地方のバスは、路線バスは補助金頼りで、高速バスがないと生きていけません。大きな打撃です。
また、高速バスには、鉄道やフェリーにない弱点を抱えています。高速道路を使うので、渋滞の影響を受けるのです。しかも認可の都合上、渋滞を回避するために一般道に逃げるということがしにくいです。ひたすら耐えないといけません。例えば、名鉄バスの場合、ゴールデンウィークの遅れの幅は例年の2倍。通常だと6時間20分かかる、名古屋-丸亀間の便が4時間遅れた例があったようです。バスなので、ある程度の渋滞は織り込まざるを得ないですが、これではきついですね。
(参考:朝日新聞5月23日朝刊 14版)
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