経団連の甘すぎる二酸化炭素削減目標
おはようございます。
地球温暖化防止には待った増しの状態の温室効果ガス(二酸化炭素など)の削減。当面の課題としては、2020年までの削減目標(中期目標)を定める必要があります。それなのに、11日の定例会見で、日本経団連の御手洗会長は、政府の検討委員会が示した案のうち、一番甘い「(1990年比)4%増」の案を支持しました。京都議定書の目標値(1990年比6%減)より悪い数字です。
さすがにこの人を馬鹿にしたような数字に対して、斉藤環境相は批判しています。大臣の話にもありますように、世界の笑いものです。経団連は、すでに環境対策が進んでいる日本ではこれ以上の削減は難しいので、これまでの努力が足りない国との公平性を確保したいと考えているようですが、こんな姿勢ではほかの国も削減する気をなくします。こういう人が日本の経済界のトップとは、情けない限りです。環境はおろか、経済も分かっていません。
さて、経団連の発言を批判した政府ですが、それ自体もほめられることはありません。このあとは後日書きます。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/select/science/news/20090513k0000m010073000c.html)
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Comments
所詮、自民党も政府も経団連の言いなり。彼等から企業献金と言う食い扶持をいただいていますから。
Posted by: 急行 | 2009.06.03 03:53 PM
急行・さん、おはようございます。
* 所詮、自民党も政府も経団連の言いなり。
かなり献金の効果はあるようですね。どちらも廃止できません。
Posted by: たべちゃん | 2009.06.04 05:31 AM