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やはり7勝7敗同士の勝負でないと

 春場所で負け越した大関の千代大海関。夏場所でまた負け越すと大関陥落の危機でした。

 12日目を終わって5勝7敗。あと3日間、1敗もできない危機的な状況に追い込まれます。そんな中、13日目と14日目はいずれも勝ち、迎えるは千秋楽。大関維持がかかった重要な一番です。対戦相手は、関脇の把瑠都関。番付的には順当ですが(関脇と当たるのは、大関が奇数の5人いるため)、すでに把瑠都関はけがの影響もあり、大幅に負け越しています。

 さて、大関残留をかけた勝負は、押し倒しで千代大海関が勝ち、何とか大関の地位を維持することができました。ところが、この一番に対して、日本相撲協会は故意ではないものの「無気力相撲」と認定し、両力士に注意をしました。

 千秋楽は、番付が近いもの同士の勝負になるのがこれまでの慣例のようです。しかし、真剣勝負をさせたいなら、やはり燃えるのは7勝7敗同士の対戦です。勝ち越しと負け越しでは天地の差。勝ち越したら番付は上がりますが、負け越すと下がってしまいます。自分が負け越してまで相手に勝たせようとする力士はいません。それを考えると、「無気力相撲」をさせないように、取組を工夫する必要があるのではないでしょうか?
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20090530k0000m050071000c.html?inb=yt)

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