阪堺、天王寺駅前-浜寺駅前間直通運転へ
おはようございます。
現在、阪堺は、恵美須町-浜寺駅前、天王寺駅前-住吉公園、天王寺駅前-我孫子道間をそれぞれ12分間隔で運転しています。つまり、路面電車で堺市内から天王寺に行こうと思ったら、住吉または我孫子道で天王寺駅前行きに乗り換える必要があります。
しかし、7月4日にダイヤ改正を行い、堺市内からの便は原則として天王寺駅前行きとなり、反対に恵美須町には我孫子道で乗り換えていくことになります。恵美須町-浜寺駅前間の直通運転はわずかな本数しかありません(上下合わせて平日は14本、休日は11本)。恵美須町-我孫子道、天王寺駅前-住吉公園、天王寺駅前-浜寺駅前間をそれぞれ12分間隔で運転することになります。
阪堺は路面電車のため遅く、しかも南海本線と並行しているため、堺市内からは時間がかかりすぎて使いづらいです。これが堺市内の利用の低迷の一因ともされています。しかし、天王寺なら話は違います。南海本線で行けば、新今宮で乗り換えの必要があります。やむを得ないとはいえ、階段の上り下りは結構面倒です。乗り換えなしで直通で行くことができる路面電車はその点優位になります。以前、阪堺に乗ったときも我孫子道で乗り換える人が多かったのが現実です(そのときの旅行記はここ)。
将来的にはLRTの開業によってテコ入れを図るのがいいでしょうが(よほどのことが起きない限り、LRTが開業しないと、堺市内の廃止は避けられないでしょう。堺の住民がどこまでそのことを認識しているかはわかりませんが)、現状では賢明な選択だと思われます。
(参考:南海ホームページ http://www.nankai.co.jp/groupinfo/news/pdf/090622.pdf)
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